おはようございます。
7時になりました。
日韓の国交正常化からきょうで50年になります。
日韓両政府は、昨夜行われた外相会談で、韓国が反対していた、明治日本の産業革命遺産の世界遺産への登録を巡り、韓国の推薦案件とともに、登録されるよう協力していくことなどで一致しました。
また、安倍総理大臣とパク・クネ大統領はきょう、東京とソウルで開かれる、国交正常化50年の記念行事に、それぞれ出席することにしています。
岸田外務大臣は昨夜、日本を訪れている韓国のユン・ビョンセ外相と会談し、韓国が反対していた明治日本の産業革命遺産の世界遺産への登録を巡って、韓国の推薦案件と共に登録されるよう、日韓両国が協力していくことで一致しました。
世界遺産委員会の委員国である、韓国の協力が得られることになったことで、明治日本の産業革命遺産が、世界遺産に登録される公算が大きくなりました。
また、日韓両政府は、国交正常化から50年のきょう、東京とソウルで開かれる記念行事を巡って、東京の行事には安倍総理大臣が、ソウルの行事にはパク大統領がそれぞれ出席することを決めました。
韓国外務省は、日韓が未来に向かって新たに出発する元年になるよう、努力することで、日本側と一致したとして、きのうの外相会談ときょうの記念行事をきっかけとして、今後、日本との関係改善を進めていくことに意欲を示しています。
日韓の関係は、今、国交正常化後、最悪といわれるほどの状態となっています。
両国民の繁栄と友好を祈りたいと思います。
50年前のきょう、国交を正常化した日本と韓国。
同時に、日本は大規模な経済協力を行い、韓国経済の発展に寄与しました。
平成3年、元慰安婦の韓国人女性が、日本政府に謝罪と補償を求めて訴訟を起こしました。
これをきっかけに、いわゆる従軍慰安婦の問題への関心が高まりました。
日本政府は経緯を調査。
平成5年8月に、謝罪と反省を示した河野官房長官談話を発表しました。
平成7年には、日本側が元慰安婦に償い金などを支給する、民間からの募金などを原資とした基金を設立し、過去の問題に区切りをつける努力が続けられました。
平成10年には、日韓共同宣言が発表されます。
不幸な歴史を乗り越えて、新たなパートナーシップを構築することで一致しました。
その後、サッカーワールドカップの共同開催。
いわゆる韓流ブームなど、両国の友好ムードが高まりました。
一方で、歴史認識や島根県の竹島を巡る問題が関係に影を落とします。
平成18年、小泉総理大臣が、終戦の日に靖国神社を参拝。
韓国では、反発が広がりました。
平成24年には、イ・ミョンバク大統領が竹島に上陸。
両国関係は悪化しました。
おととし就任したパク・クネ大統領も、いわゆる従軍慰安婦の問題で、日本側に歩み寄りを求め、日韓首脳会談は行われていません。
政治部の小嶋記者に聞きます。
小嶋さん、日韓関係は今、非常に厳しい状況にあるといわれているわけですが、そうした中で行われた昨夜の日韓外相会談は、どう評価したらいいでしょうか。
明治日本の産業革命遺産の世界遺産への登録に向けて、大きな前進があったほか、きょう、国交正常化50年の記念行事に、両国の首脳が出席することを確認するなど、一定の成果があったといえます。
外務省の幹部は、日韓関係が前に動き始めている証拠だと話しています。
会談が一定の成果を上げた背景には、国交正常化50年という節目のタイミングを逃せば、関係改善のきっかけがつかめなくなってしまうという両国共通の危機感がありました。
このため日韓両国の外務省の局長協議に加え、明治日本の産業革命遺産の世界遺産への登録を巡って、担当者どうしが頻繁にやり取りするなど、会談直前まで精力的な調整が行われ、双方が歩み寄ったといえます。
両国間には、ほかにも多くの懸案がありますが、今後の両国関係は、どうなりそうでしょうか。
昨夜の会談でも、いわゆる従軍慰安婦の問題や、韓国が福島県などの水産物の輸入を禁止している措置などを巡っては、目立った進展が見られず、解決すべき課題は数多く残されています。
今後、両国関係をさらに前に進めていくポイントを、長年、対韓国外交に関わってきた元外交官に聞きました。
やはり、首脳会談の実現、これがポイントになるということですね。
はい。
ただ、今回の外相会談では、日韓首脳会談について、適切な時期に実現するため、努力していくことを確認するにとどまりました。
外務省関係者は、韓国側は安倍総理大臣が8月15日の終戦の日をメドに発表する、戦後70年の総理大臣談話の内容を見極めて、首脳会談に応じるかどうか、判断するのではないかと話すなど、首脳会談はことしの秋以降になるという見方が出ています。
9月以降は国連総会をはじめ、多くの国際会議が予定され、両首脳が顔を合わせる機会も増えますので、こうした機会を利用することも模索される見通しです。
また、昨夜の外相会談で日本と中国、韓国の3か国の首脳会議を、ことしのできるだけ早い時期に開催することで一致したことから、政府内からは、この3か国の首脳会議に合わせた形で、日韓首脳会談を実現するのが自然だという指摘も出ています。
政府は今回の外相会談をきっかけに、早期の首脳会談の実現を目指す考えです。
政治部の小嶋記者でした。
では次です。
今の国会の会期末があさってに迫る中、政府・与党は、安全保障関連法案を確実に成立させるため、会期を9月下旬まで3か月程度延長する方向で、最終的な調整を進めています。
会期の延長は、今夜開かれる衆議院本会議で、与党などの賛成多数で議決される見通しです。
自民党の谷垣幹事長は、きのうの講演で。
政府・与党は、後半国会の最大の焦点である、安全保障関連法案を確実に成立させるため、会期の延長に向けて、具体的な延長幅の調整を続けています。
そして、法案の衆議院通過の時期が依然、不透明なことに加え、十分な審議時間を確保するよう求める、自民党の参議院側の意向、それに法案が参議院に送られてから60日がたっても採決されない場合、衆議院で3分の2以上の賛成多数で再可決できるとした憲法の規定も念頭に、9月下旬まで3か月程度、会期を延長する方向で最終調整を進めています。
政府・与党はきょう、自民、公明両党の幹事長らが会談するなどして、延長幅の具体的な日数を決めたうえで、衆参両院の議長に対し、会期の延長を申し入れることにしています。
これに対し野党側は、民主党などが延長に反対する方針ですが、次世代の党は賛成することにしています。
また、維新の党はきょう、対応を協議することにしています。
政府・与党はきょう中に会期の延長を決めたいとしていて、今夜開かれる衆議院本会議で、与党などの賛成多数で議決される見通しです。
シリアの内戦を監視している人権団体は、過激派組織IS・イスラミックステートが、シリア中部にある世界遺産、パルミラ遺跡に爆弾や地雷を仕掛けていることを明らかにしました。
政府軍の進撃を阻止するなどのねらいが考えられるとしています。
過激派組織ISは、先月、シリア中部の都市パルミラに攻勢をかけ、政府軍を撤退させて、パルミラ遺跡を含む一帯を制圧しました。
イギリスに拠点を置き、シリアの内戦を監視している人権団体、シリア人権監視団は、21日、NHKの取材に対し、ISが20日までに、遺跡の中に、数多くの爆弾や地雷を仕掛けたことが分かったと明らかにしました。
パルミラ遺跡はおよそ2000年前の古代ローマ時代の王国の神殿や円形劇場の跡が残されている、中東有数の貴重な文化遺産で、1980年にユネスコの世界遺産に登録されています。
ISが制圧して以降、今のところ、パルミラ遺跡は壊されていないもようです。
人権監視団のアブドルラフマン代表は、爆弾や地雷は神殿や劇場の跡にも仕掛けられているとしたうえで、政府軍の進撃を阻止するねらいが考えられるが、遺跡を破壊する準備である可能性も捨てきれないと述べました。
ISは、これまで制圧したイラク北部で、世界遺産の遺跡などを相次いで破壊していることから、ユネスコなどが強い懸念を示しています。
さて、今週も大雨のおそれがあります。
雨のほかに、ひょうのようなものも。
きのう夕方の盛岡市です。
京都府京田辺市でも、たたきつけるような雨が。
きのうは広い範囲で局地的に非常に激しい雨が降りました。
上空に寒気が流れ込んだ影響で、大気の状態が不安定になり、各地で雨雲が発達したのです。
今週は寒気だけでなく、梅雨前線の動きに注意が必要です。
気象情報担当の平井さんとお伝えします。
大気の不安定な状態が続きましたが、きょうはお天気、どうでしょうか?
きょうはきのうほどではありませんが、大気の状態、やや不安定となりそうです。
雨の降り方、局地的となりそうです。
それではこちら、ご覧ください。
雨雲の様子、動かしてみますと、きょうは北海道や東北、関東甲信、それから九州南部で、ところどころで雨が降っていますね。
雨、長くは降りません。
そしてきょうの午後の天気の予想分布を見てみますと、午後もこのように点々とした雨雲、局地的な雨の降り方をしそうですね。
きのうほどは激しくは降らないと見られます。
きょうの3時の天気図を見ていきますと、梅雨前線はどこにあるかといいますと、南の海上に下がった状態ですね。
この北側の高気圧に覆われて、日中晴れて、日ざしがありますから、気温が上がります。
上空、やや冷たい空気、寒気が残ります。
これ、きのうまで広い範囲に雨をもたらした寒気ですけれども、これがきょうは弱まるんですね。
ただ、上空に寒気、残ってますんで、まだきょうの時点で、やや大気、不安定となりそうですね。
この梅雨前線の今週の動きですが、いつごろ、注意が必要でしょうか?
今週は木曜日ごろから梅雨前線の影響で、大雨のおそれが、西日本を中心に予想されます。
それでは、その寒気と梅雨前線の予想を見ていきましょうね。
まずこれ、あすからあさってにかけてですけれども、この寒気が強いと、前線は南の海上に下がった状態なんですが、この寒気があす、あさって、きょうよりも強まりそうですね。
この影響で、局地的に雷雨や突風、きょうよりも起こりやすいです。
雨も激しく降ることが予想されますので、注意が必要です。
それが木曜日以降になりますと、状況が変わってきます。
この寒気が遠ざかりますと、梅雨前線が北上するんですね。
これまで寒気に抑えられていた梅雨前線が、次第に北上して、西日本に梅雨前線、かかるようになってきます。
この西日本には、梅雨前線に向かって蒸し暑い空気、流れ込んできまして、広い範囲で西日本、雨となりそうです。
この梅雨前線付近、特に西日本、太平洋側、これまで大雨で、地盤が緩んでます、鹿児島周辺でもこのあと、木曜日以降、雨が強まって、大雨のおそれがありますので、今週後半、木曜日以降は、この梅雨前線の動きに注意してください。
あす、あさっては局地的な雷雨、木曜日以降は、西日本中心に、大雨のおそれがあります。
今週も心配される局地的な大雨にどう備えればよいのでしょうか。
近年増えている、短い時間で局地的に降る豪雨。
こちらは去年の渋谷駅前の様子です。
下水が処理しきれない水が、道路にあふれ出してきています。
僅か10分間に21ミリの猛烈な雨が降り、道路が冠水するなどの被害が起きました。
ありましたね。
取材をした赤松アナウンサーです。
おはようございます。
局地的な豪雨、短い時間といいますのは、雲が出来始めてから消えてしまうまで僅か1時間ほどのことが多く、なので、いつどこで降るのか、正確に予測するのが難しいのが現状です。
このため、こうした豪雨は時には命にも関わることがあります。
こちら、7年前、神戸市で川が急激に増水し、5人が流されて亡くなりました。
これは川の上流で、10分間に24ミリの雨が降ったことが原因です。
被害を防ぐ方法はあるのか。
研究や対策の最前線を取材しました。
神戸市にある理化学研究所に来ました。
並んでいるのは、スーパーコンピューターの京です。
この京を使って、豪雨を予測しようという研究が行われています。
理化学研究所の三好健正研究員です。
雲の動きなどを予測する研究を専門にしています。
まず、三好さんが見せてくれたのは、最新鋭のレーダーで捉えた、雲の中にある雨粒の様子です。
雲を平面ではなく、立体的に捉えたもので、この赤い部分は、雨粒が多いことを表しています。
こうした画像データによって、豪雨の予測が進化するのではないかと考えています。
局地的な豪雨をもたらす積乱雲。
上空に向かって発達するため、立体的に捉える必要があるんです。
観測を可能にしたレーダーは、大阪大学などが開発しました。
フェーズドアレイ気象レーダーです。
128本のアンテナが取り付けられていて、より多くの電波を送受信できます。
一般的に気象予報に使われているレーダーは、雲の観測をこのように平面的に行います。
一方、フェーズドアレイ気象レーダーは、縦の方向にも観測できて、積乱雲を立体的に捉えることが可能になりました。
さらに現在のレーダーでは、1回の観測に5分程度かかりますが、フェーズドアレイ気象レーダーでは、30秒に短縮されました。
この違い、分かりますか?
確かに雨雲の動きが細かく分かるようになりましたね。
これね、かなり詳細に捉えられるようになったんです。
このレーダーを使って捉えようとしているのが、豪雨の卵だといいます。
これは、レーダーが捉えた雲の断面図。
この赤い丸で囲った所、上空5000メートルにある雨粒の固まりを表しています。
つまり、地上に落ちてくるまでの雨の動きを、詳細に観測できるんです。
理化学研究所の三好さんは、このデータからスーパーコンピューター・京に、局地的な豪雨を予測させようとしています。
まず、京は、上空にある豪雨の卵のデータから、起こりうる雨のシミュレーションを100とおり作ります。
その30秒後、送られてくる雨粒の最新のデータと照らし合わせ、最も確率が高いシミュレーションを選びます。
さらにここから新たに100通りの雨のシミュレーションを作ります。
これを繰り返すことで、難しいとされてきた局地的で短時間に降る、豪雨の予測につながるというんです。
三好さんは今後、シミュレーションの精度を高め、豪雨が降る30分前の予測を目標としています。
一方、大量に降った雨は、下水の処理能力を超えてしまいます。
どうやって対応するのかも、被害を防ぐ鍵になります。
その最前線が雨水をためる貯留施設です。
東京・杉並区と中野区にまたがる地下に作られました。
通常の雨水は、下水管を通して排水されます。
東京都は、下水管で対応しきれない1時間当たり50ミリの雨の場合は、一時的にためる貯留施設を作って、水があふれないようにしています。
しかし、施設の能力を超える雨が、近年増えています。
東京都は1時間当たり75ミリの雨に対応できる貯留施設を、新たに作る計画を立てているんですが、完成の見通しはおよそ30年後です。
結構先ですね。
そうなんです。
そこで注目しているのが、民間の施設。
ここは、東京・渋谷駅で進められている再開発の現場です。
開発を担当しているのは、民間企業を中心とした事業体です。
建設中のビルの地下に、雨水の貯留施設が作られています。
地下5階から地下3階までの深さがあり、1時間当たり50ミリを超える雨が降ったときに、水をためることにしています。
東京都はこうした貯留施設を作った民間企業に、建物の容積率や建ぺい率を緩和するなどして、優遇措置を与えます。
こうした民間施設の活用、国も進めようとしています。
国土交通省は、民間のビルなどが貯留施設を設けた場合、補助金や法人税の優遇などを受けられるよう、法律を改正し、来月、施行します。
現在、横浜駅の再開発計画の中に、貯留施設の設置が検討されています。
最初にお伝えした豪雨の予測は、実用化のメドはどうなんでしょうか?
現段階では、過去の事例で検証しているという段階なんですね。
ただ、理化学研究所の三好さんは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、実証実験を、リアルタイムで行って、競技を開催するかどうか、そういう判断材料として提供したいと考えています。
このように最新の予測技術が実現して、合わせて浸水対策も進めば、被害を防ぐことにつながるのではないかと思います。
豪雨への備え、その最前線についてお伝えしました。
次です。
富士山の世界文化遺産登録決定から、きょうで2年になります。
山梨県を訪れた観光客は、世界遺産効果もあり、去年、3000万人を初めて超えました。
ふもとの宿泊施設は、外国人観光客で満室の状態となるなど、今も経済効果が続いています。
一方で、増え続ける外国人観光客を巡って、世界遺産ならではの課題も浮かび上がってきました。
富士山観光の拠点、山梨県の河口湖駅です。
世界遺産に登録されて2年、外国人観光客で連日、にぎわっています。
世界遺産を構成する河口湖の周辺の宿は、外国人観光客が急増しています。
河口湖畔のこのホテル。
およそ70室あります。
この日の宿泊者はすべて外国人。
国内の旅行客が伸び悩む中、外国人観光客をターゲットにしました。
料理の食材は、どの国の人でも分かるよう、イラストに変えるなど、細かい点まで気を配っています。
登録前のおととしに比べ、外国人の割合は6倍に増え、全体の売り上げも倍増しました。
外国人観光客が増える中、富士山の周辺では、観光と、文化遺産としての景観の保全をどう両立させるのか、課題となっています。
世界遺産を構成する、忍野八海です。
富士山の伏流水が湧き出る池で、人気の観光地です。
世界遺産の登録後、コインの数が増え、村も保全に頭を悩ませています。
透明度の高さが特徴ですが、こうした事態に、危機感を抱いています。
池は文化財のため、簡単に中に入ることはできず、投げ入れられたコインをすぐには回収できません。
注意を呼びかける看板を設置したくても、文化遺産としての景観を守るため、難しいといいます。
今月オープンした観光案内所も活用して、文化的な価値を理解してもらい、観光と保全を両立していきたいと考えています。
富士山が世界文化遺産に登録された際、ユネスコの諮問機関から景観の保全について、対策を取るよう求められ、観光との両立は引き続き課題となっています。
山梨、静岡両県などでは、今後、保全対策を取りまとめ、来年2月までに、報告書を提出することにしています。
飼育されているクロマグロなどが大量に死んだ、東京の葛西臨海水族園は、昨夜、新たなマグロおよそ80匹を入れて、飼育を再開しました。
きょうから一般向けに展示することにしています。
東京・江戸川区の都立葛西臨海水族園では、クロマグロなどの回遊魚を、多いときで190匹飼育していました。
ところが。
こちらはことし3月の様子。
去年12月以降、魚が次々と死に、とうとうマグロ1匹が残るだけになっていました。
なぜ次々と死んでしまったのか。
一部の魚からは、なんらかのウイルスが検出されましたが、種類はまだ特定できていません。
水槽周辺での工事の騒音や振動によるストレスなども否定できず、水族園では、なんらかの複数の要因が重なった結果ではないかと見ています。
原因が分からない中、水族園は段階的にマグロと種類の近い魚を水槽に入れて観察を続け、水質など環境面での異常は見られなかったことから、マグロの飼育再開に踏み切りました。
昨夜、全長90センチ程度のマグロおよそ80匹を水槽に入れたということで、きょうから一般向けに展示することにしています。
一方、大量死の原因については、専門家などと、引き続き調査していくことにしています。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
まずは大リーグ、田中投手ですね。
ヤンキースの田中将大投手が今シーズン8試合目の先発登板。
強力打線のタイガースと対戦です。
5勝目を目指す田中。
しかし、立ち上がりからつかまります。
1回、2アウト1塁で4番のビクター・マルティネス。
ああ、完璧に打たれましたね!
2ランホームランで2点を失います。
田中はさらに。
またホームランですか?
ああ。
後続にも2ランホームランを打たれ、この回、4点を失います。
2回も2アウト満塁のピンチ。
ここもしのげず、タイムリーヒットで追加点を奪われます。
苦しいですね。
そして5回。
大リーグで初めて、1試合に3本のホームランを打たれた田中。
今シーズン3敗目を喫しました。
次の登板に期待しましょう。
次はサッカー女子のワールドカップですね。
カナダ大会は、決勝トーナメント1回戦に入りました。
気になるのがこちら、ブラジルとオーストラリアの試合です。
何を気にしてるんですか?
実は日本が、1回戦を突破した場合、この準々決勝でこの試合の勝者と対戦するんです。
その試合、先ほど終わりました。
3連勝でグループ1位で勝ち上がったブラジルは、オーストラリアと対戦です。
ブラジルは前半28分。
フォルミーガの強烈なシュート。
オーストラリアのゴールキーパー、ウィリアムズに阻まれます。
後半17分にもブラジル。
いいパス。
ここもウィリアムズの好セーブ。
逆に35分、オーストラリアが反撃に出ます。
決めたのは、途中出場のサイモン。
これが決勝点となって、オーストラリアがベスト8進出です。
このほかの試合です。
世界ランキング3位のフランスが韓国を破り、準々決勝進出を決めています。
こちらが決勝トーナメントの組み合わせです。
これまでに4チームが準々決勝進出。
日本は1回戦のオランダに勝てば、次、準々決勝でオーストラリアと対戦することになりました。
オーストラリアも強そうですが、まずは1回戦突破ですね、確実に。
そうですね。
日本の決勝トーナメント1回戦は、日本時間であさって午前11時に試合開始です。
ここまでスポーツ、お伝えしました。
けさの知りたい!芳川アナウンサーです。
おはようございます。
きょうは、1年で最も日が長い夏至ですね。
夏至、文化庁によりますと、昔から夏至というのは田植えの季節と重なっていて、皆さん、忙しくて、なかなか全国的に目立った習慣、風習というのがないんだそうです。
ないですね。
そうなんです。
ところが最近、夏至に合わせて、さまざまなイベントを行う取り組み、各地で広がっているんですね。
まずは東京からです。
キャンドルナイトといいます。
すてきですね。
すてきでしょ。
日が暮れるのが遅いですから、電気を使わずに、ろうそくの明かりだけで楽しめるということで、会場では、こういった音楽のライブイベントなんかも行われるんですね。
東日本大震災以降は、節電について考えるきっかけにしようということで、夏至の日に合わせてこういった取り組み、各地で行われているんです。
にぎわってますね。
所変わって、北海道札幌です。
夏が短い北海道ですから、夏至の日ぐらい、子どもたちにいつもより長く遊んでもらおうという企画、その名も夏至だけに、ゲッシーカーニバルというものがあります。
何やるんですか?
舞台は子どもたちがいつも遊んでいる体育館。
これが夏至になると、こうなります。
いろいろ運び込んで作ってますね。
迷路?何?
壁があったり。
これね、何作ってるかというと。
手が。
手の展示会。
手の展示会。
違います。
お化け屋敷です。
怖いでしょ。
墓石なんかもあって、ずいぶん本格的なんですよ。
本当ですね。
こういった仕掛けを作ったのは子どもたち。
一生懸命作ってます。
お化け役を演じたのも、もちろん子どもたちということで、ふだんよりも長く、夜の7時半ぐらいまで夏至の日は、こうして遊べるということなんですね。
さらにさらに、四国、香川県の小豆島では、夏至のころにしか見られない、ありがたーい自然界のイベントがあるということです。
なんですか。
舞台はこちら、山の奥にある、洞雲山というお寺です。
このお寺の境内の岩肌に当たる太陽の光が、観音様の姿に見えるということで、通称・夏至観音というものなんです。
すごい。
この岩のどこかに、観音様が現れるということなんですか?
さあ、見ていきましょうか。
どこ?
時刻は午後3時ごろです。
ふだんは閑散としているんですが、山奥のお寺に、どこからともなく人が集まってきました。
この日はあいにくの曇り空だったんですけれども、夏至観音を一目拝みたいということで、県内外から20人近くの皆さんがこうしてやって来ました。
午後3時の直前、雲の切れ間から太陽の光が。
徐々に日の光が昇っていくと、で、見えるでしょう?
見える。
本当だ。
観音様。
頭があって、わー、ありがたいですね。
高さはおよそ3メートルで、観音様、現れるのは、僅か、たったの5分間です。
7月の上旬ぐらいまでは見られるんですけれども、今は梅雨の時期と重なってますから、年間にして、大体10日間ぐらいしか見ることはできないんですって。
それだけ貴重だってことですね。
だからありがたいありがたいということで、拝んでいる方もいらっしゃるぐらいなんですよね。
本当に、この日は本当に内外から多くの方、いらっしゃったんですけれども、新潟県からわざわざやって来たという熊谷さん親子。
夏至観音を眺めて、貴重な貴重な経験ができて、感動しました。
本当に御利益がありそうですというふうに話していらっしゃいました。
そうですね、来たかい、ありましたね。
晴れてよかった。
お寺の住職、加藤義昇さんですけれども、こういうふうに話してらっしゃいます。
すぐに消えるからこそ、夏至観音というのはありがたいんですということで、おっしゃっておられました。
どうしてこういう夏至観音というのが見られるかというのは、詳しいことは実は分かってないんですよ。
ただ、20年ほど前にお遍路さんが偶然見つけて、それが口コミで広がっていったん出そうです。
今では外国人観光客も訪れるほどの人気スポットということで、ずいぶんと本当に御利益がありそうな、ありがたいお姿なんですね。
ちなみに、きょうの夏至ですが。
そうですよ。
気になりますよね。
香川県小豆島、天気はあいにくの曇りで、もしかしたらちょっと雨も降るかもしれないということで、7月上旬までありますから、きょうはちょっと難しいかもしれませんが、以降、期待しましょう。
以上、けさの知りたい!でした。
続いて気象情報です。
けさの東京・渋谷はどんな様子でしょうか、渡辺さん。
この時間は、雲をかき分けて、力強い日ざしが降り注いでいます。
ちょっと、日向では暑いぐらいになっています。
先ほどのけさの知りたい!でもお伝えしましたように、きょうは夏至。
一年の中でも最も昼間が長い日ですよね。
気になるお天気は、晴れ間の広がる所が多くなります。
こう聞きますと、特に私、お洗濯物、たまっていますので、いつまでも長い時間、外干ししたいと思ってしまうんですが、そうはいかないんです。
きょうも実は、ころころ変わりやすいお天気になりそうです。
きのうほど不安定な天気ではないんですが、黒っぽい雲が近づいてきたら早めにお洗濯物、取り込むようにしてください。
では、詳しく見ていきましょう。
きょうの天気、時間ごとに見ていきます。
特にきょう午後になりますと、北海道から中国地方、山沿いや内陸中心に、急な雨に注意が必要です。
晴れと雨が隣り合わせの、変わりやすい天気です。
夕方以降は各地、雲が広がって、東日本から東北、雷を伴う所もあるでしょう。
さらに夜は、九州で雨の範囲が広がって、北部も雨が降る見込みです。
きょうの天気図です。
本州付近は高気圧に覆われて、梅雨前線は南の海上へ下がっています。
画面左下の台風8号、きのう発生しましたが、大陸のほうへとこのあと、北上して、日本には直接的な影響はないでしょう。
ただ、きょうも上空には寒気が残っています。
きのうほどではありませんが、きょうもやや大気の状態が不安定です。
けさ、お伝えしているニュースです。
今度はシリア中部にある世界遺産、パルミラ遺跡に爆弾や地雷を仕掛けたと見られます。
イギリスに拠点を置き、シリアの内戦を監視している人権団体、シリア人権監視団は、過激派組織IS・イスラミックステートが、遺跡の中に数多くの爆弾や地雷を仕掛けたことが分かったと明らかにしました。
世界遺産に登録されているパルミラ遺跡は、およそ2000年前の古代ローマ時代の王国の神殿や円形劇場の跡が残されている、中東有数の貴重な遺跡です。
自民党は、いわゆる東京裁判の判決内容や、今の憲法の制定過程などについて、党の政務調査会に新たな組織を設けて、検証を始める方針です。
2015/06/22(月) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼日韓の国交正常化から50年。両国関係の改善のカギは?▼局地的な大雨、「ゲリラ豪雨」の対策最前線・最新のレーダーで予測も▼富士山人気で観光と景観の両立が課題に
詳細情報
番組内容
▼日韓の国交正常化からきょうで50年。日韓外相会談で懸案の世界遺産登録のゆくえは?国交正常化後で最悪といわれる両国関係の改善のカギは?▼梅雨の大雨の時期に必見!局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ豪雨」の対策最前線・ここまできた予測の技術・最新のレーダーでとらえる雲の動き▼富士山の世界遺産登録から2年・急増する外国人観光客で観光と景観保全の両立が課題に
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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