皆さんこんばんは、真相報道バンキシャ!です。
この時間、関東甲信や東北で、大気の状態が非常に不安定となっております。
現在、秋田県と岩手県には、竜巻注意情報が出されております。
十分にご注意ください。
さあ、ゲリラ豪雨に突風、急激な、この天候の変化をどう予測すればいいのでしょうか。
月曜日以降、各地で起きた突風。
突然降りだす大粒のひょう。
短時間に猛烈な雨をもたらすゲリラ豪雨も相次ぎました。
こうした急激な天候変化の原因とされるのが積乱雲。
短時間で発生し消滅するため、その予測は困難だとされています。
しかし、来月運用が始まる気象衛星ひまわり8号では、積乱雲の動きもつぶさに観察することが可能に。
最新の技術で、急激な天候変化はどこまで予測できるようになるのでしょうか。
うわっ、すごい!
月曜日、群馬県の広い範囲で突風が発生。
ダウンバーストと呼ばれる突風の可能性がある。
おー!おー!
火曜日には、岩手県紫波町で観測史上最大となる猛烈な雨が降った。
東日本から北日本の広い範囲で、大気の状態が不安定となり、各地で天候が急変。
被害が相次いだ。
こうした急激な天候の変化は、これまで予測が難しいとされてきた。
だが、今、いち早く予兆をつかみ、予測に結び付けようとする研究が進められている。
豪雨の卵とかですね、あるいは降水コアといったような呼び名で呼ばれています。
きのう、バンキシャはある貴重な気象現象を捉えた映像を見せてもらった。
2年前の8月、札幌市内。
画面右側から、雲の固まりが。
何もない所から、どんどんどんどん発生して、巻き込まれるようにして、雲が成長していくと。
手前の木が大きくしなる強い風。
雨が降りだした。
積乱雲が出来てからなくなるまでの一部始終を捉えた映像。
晴れてたと思ったら、ものすごい雨が降ってきたりとか、すごい状況だったので、積乱雲が巨大化していくような様子とか、そういうのが撮れるんじゃないかなと思って。
ゲリラ豪雨や突風など、急激な天候の変化は、こうした積乱雲によって引き起こされる。
積乱雲は突発的に発生し、狭い範囲で豪雨や突風をもたらし、その後、すぐ消えてしまうのが特徴だ。
この積乱雲を今、どのように観測しているのか。
おととい、バンキシャは東京・千代田区にある気象庁へ。
特別に見せてもらったのは、全国の気象データを集め、天気予報の作業をする部屋。
あちらに映しておりますひまわり、現在はひまわり7号の画像になりますが、来月7日からはひまわり8号の画像になります。
これが現在使われている気象衛星ひまわり7号の画像。
観測は30分に1回、静止画が送られてくる。
こちらは、新しいひまわり8号。
観測は2分30秒に1回となり、雲の動きが滑らかだ。
ひまわり8号のデータを受信している、千葉大学へ。
気象予報士の山本さんに画像を見てもらった。
どこで発生して、どのように動いていくかという動きがとても分かりやすくなっています。
これは群馬で突風被害が相次いだ月曜日の画像。
右側のひまわり8号の画像には、湧き上がる積乱雲が映っているのが分かる。
どこで発達した雲が発生したのかというのを捉えることができれば、災害を未然に防ぐ情報を早く出すことにつながると思うんですね。
このひまわり8号のデータを、実際の予報に生かそうとする、民間の気象会社も。
見せてくれたのは、8号の画像に色づけしたもの。
こちらは積乱雲、発達した雲を捉えて、赤く着色しているんですけれども。
赤い場所は雲の温度が低い場所。
雲の中の温度は上に行くほど低くなるため、赤い場所では、雲が上空に伸びる積乱雲の可能性がある。
積乱雲を捉えるシステムは、ほかにも。
塔の上に白いドームがあります。
これは、国土交通省が全国に38基置いている、XバンドMPレーダー。
半径60キロまでの雨量を、ほぼ1分ごとに観測できる。
こうしたレーダーに、実際に観測されている雨量を合わせて作られているのが、現在の雨雲予報。
画像の表示は2次元だ。
しかし今、このレーダーをも超える新たな気象レーダーの実用化が進められている。
名前はなんていうんですか?
これはフェーズドアレイレーダーですね。
もともとは高速のミサイルを探知する軍事用レーダーに使われていた技術で、空気中にある水分の量を3次元で表せる。
水分が少ないものは青、多くなると黄色や赤にすることで、積乱雲の成長を捉えることができる。
小さな水色の固まりは、徐々に発達し、赤い大きな固まりに。
これが積乱雲だ。
豪雨をもたらす卵。
後に豪雨に成長する兆候と、予兆といってもいいかもしれないですけれども。
現在の気象レーダーの多くは、ビームの幅が細く、小さな豪雨の卵を感知するには何回転もしなければならず、時間がかかる。
フェーズドアレイレーダーは、ビームの幅が格段に広く、一回転するだけで豪雨の卵を感知できる。
10分、20分といったような短時間の予報、
こちらをご覧いただきます。
ビデオでもご紹介しました、ひまわり8号が捉えた、きょう午前6時から午後3時までの雲の様子です。
くっきりと雲の様子が映し出されているのが分かります。
そしてもう一つ、こちらは、先ほど午後5時の画像です。
東北から東海にかけて、雲にすっぽりと覆われているのが見て取れます。
ではここで、こよいのご意見番をご紹介いたします。
まずは慶応大学先端生命科学研究所所長、生命科学社の冨田勝さんです。
こんばんは。
こんばんは。
そして初登場となりますね、CMプランナーの福里真一さんです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
お願いします。
まずは冨田さんにお伺いしますが、この急激な天候の変化を予測する最新の技術、ご紹介しましたが、どうご覧になりますか?
天気予報っていうのは、現在の観測データに基づいて、コンピューターシミュレーションで未来を予測するんですね。
ですから、観測技術とコンピューター技術の両方が必要で、これ、車の両輪なんです。
近年、そのコンピューターの計算速度は飛躍的にアップしてますから、この新しい観測技術で、大量に正確なデータが取れるということは、近い将来、天気予報の精度が大きく向上すると、期待しています。
福里さん、いかがですか?
そうですね。
私、理系は大体、中1ぐらいで落ちこぼれてしまったので、本当に予報してくださる方、本当にありがたいなと思ってまして、CMを僕、作ってるんですけど、撮影日が天気がどうなるかっていうのが、ものすごい重要なんですね。
結構、最近のなんか感じでいうと、結構、不安定な感じで、事前に読めないっていうので、本当に困ってるんですよ。
なので、この方々たちに、本当に頑張っていただきたいなと思ってます。
なお現在、より早い予測を可能にするため、ひまわり8号とフェーズドアレイレーダーで観測した膨大なデータを日本が誇るスーパーコンピューター京で計算するすごいシステムも研究されているということです。
続いてはこちらです。
地球以外の星に生命体は存在するのでしょうか。
このなぞを解く鍵が明らかになってきました。
こちらは、私たちが住む地球のある太陽系の惑星です。
その一つであります、この土星の周りを回る衛星に、地球外生命体が存在する可能性があることが、最新の研究で分かってきました。
バンキシャはその存在を突き止めることを夢見て、アメリカに渡り、NASAの職員として研究を続けるある日本人を取材。
地球外生命体を探る研究の最前線に密着しました。
アメリカ・カリフォルニア州。
ロサンゼルス近郊のNASA・アメリカ航空宇宙局の研究所。
ここに一人の日本人研究者がいた。
藤島皓介さん32歳。
藤島さんがNASAで取り組んでいるのは、地球以外の星に存在する生命を見つけ出そうという研究だ。
地球外に生命はいると思いますか?
いると思います。
自分のこの手で第2の生命がいるかどうかを調べたい。
NASAが蓄積してきた宇宙における観測データ。
そこから地球外にも生命を育む環境が予想以上に整っていることが分かってきた。
そこでNASAは、地球外生命体の探査に本腰を入れるようになったという。
藤島さんはその一端を担っている。
バンキシャはその第一歩となる実験に密着。
果たして、その結果は?バンキシャが訪ねたのは、NASAのジェット推進研究所。
ここは宇宙探査計画において、NASAで最も重要な拠点だ。
コントロールルームでは、ある無人探査機との更新が行われていた。
ここで無人探査機カッシーニと交信しています。
彼はきちんとデータがこちらに届いているかを確認しているところです。
カッシーニとは現在、土星の軌道上にいる無人探査機。
このとき、まさにデータを送っているところだった。
およそ10億キロ離れたところから僅か2時間余りで指定したデータが送られてくる。
データは膨大な文字や数字の列だ。
そして、ここでデータを画像に変換するという。
これはカッシーニが土星を真横から撮った画像。
丸い部分が土星本体、真ん中を横切る直線が特徴である、土星の輪だという。
カッシーニから次々に送られる宇宙の画像。
その中の一枚に、大きな発見があった。
世界中の人が驚くと思いました。
これは、エンセラダスという星の表面から海水の成分が100キロ以上の高さまで噴き出ているところを捉えた画像。
エンセラダスとは、土星の周りを回る衛星の一つ、その表面は分厚い氷に覆われている。
カッシーニの調査により、エンセラダスを覆う分厚い氷の内側には、海があることが分かった。
海底には、摩擦熱などで温められた、摂氏90度を超える熱水が沸き出す、熱水活動があることも分かった。
これは、エネルギーがあることの証し。
さらにエンセラダスには、生命のもとになりうる有機物の一種があることも分かっている。
つまり生命体が生まれる水、有機物、そしてエネルギーの、3つの条件が整った星なのだ。
では一体、どんな生き物がいる可能性があるのか?NASAの研究者が見せてくれた瓶。
中にいたのは、白いエビの一種だ。
これは、NASAなどが行ったカリブ海での深海探査。
水深2300メートル、そこに、海水が揺らいでいるように見える場所があった。
そこは熱水噴出孔という割れ目。
ここから摂氏230度の熱水が噴き出していた。
エンセラダスの深海と同じような環境だ。
そこに生き物がいた。
あのエビだ。
周囲には大量の仲間たち、エンセラダスにも、このような生き物がいるのだろうか。
NASAはいかにして、宇宙で生命を見つけようとしているのか?藤島さんは、その壮大なプロジェクトの一端を担っている。
特に僕が注目している分子は、ペプチドと呼ばれる分子で、エンセラダスの、そういう内部の海に存在しているならば、それを検出したい。
ペプチドとは、アミノ酸が短くつながったたんぱく質のこと。
生命の起源、あるいは生命体が存在する、有力な証拠となる可能性を秘めている。
ペプチドを探しに行くっていうことに特化すれば、ひょっとしたら、それが生命を見つけることにつながっていくのかもしれないって思ったんです。
藤島さんの計画はこうだ。
エンセラダスから噴き出す海水に、無人探査機を突入させ、そこでペプチドを回収。
地球に持ち帰るというもの。
藤島さんがNASAで研究を行うため、アメリカに移り住んだのは4年前。
研究所から車で5分ほどの場所の一軒家に妻、温子さんとアメリカ生まれの1歳9か月の娘と3人で暮らしている。
その娘の名前は咲南ちゃん。
ひっくり返すとNASAちゃんだ。
藤島さんはなぜ宇宙の研究者を目指すようになったのか。
父が小さいときに、ニュートンっていう科学雑誌を買っては、机の上にぽんって、こっそり毎月、置いてってくれたんですね。
宇宙とか、そういう、なんか生命とかって、いいなっていうふうに思ったのが、最初のきっかけですね。
慶応大学で生命科学の研究を重ねた藤島さん。
日本の機関から補助してもらい、NASAで研究を始めた。
今では、NASAの職員として研究費を得て、プロジェクトを進めている。
その生命が地球上でどう誕生したのかだったり、地球外の生命をどうやって調べていくか、そういったことをみんなが本気で毎日、議論できる、そういう場所なんですね、NASAは。
4月、藤島さんは一時帰国。
JAXA・宇宙航空研究開発機構の矢野創さんと、ある実験を行っていた。
きょうはですね、アメリカで用意したこのサンプルを、実際に高速で撃ち出して、それをエアロゲルというもので捕獲するという実験になります。
エンセラダスから噴き出す海水に無人探査機が突入するときのスピードはなんと秒速6キロ。
音速よりはるかに速いスピードで進みながら、ペプチドを壊さずに捕獲しなければならない。
その捕獲するための実験を、JAXAの施設を使って、行うのだ。
超高速衝突実験装置。
宇宙空間と同じ真空状態を作り、物質を秒速6キロという高速で撃ち出すことができる。
ガスを使った空気銃の要領だ。
こちらに、用意したサンプルを弾丸として入れます。
サンプルとして用意したのは、エンセラダスから噴き出している物質を想定した岩石とペプチド。
サンプルをここから撃ち出し、この中に設置した、エアロゲルで受け止める。
これがそのエアロゲル。
99%は空気、残りの1%がガラス繊維で出来ている非常にもろい素材だ。
衝撃を和らげ、ペプチドを壊さず捕獲するために使う。
いいでしょ?はい、OK。
閉めちゃいます。
これは、特殊なカメラで撮影した映像。
超高速で撃ち出されたサンプルを、エアロゲルが受け止めた瞬間だ。
これもなかなかきれいなんじゃないですか?
きれいだね。
これはかなり形がいい。
秒速6キロで撃ち込まれたペプチド。
果たして壊さずキャッチできたのか?JAXAでの実験からおよそ2週間。
藤島さんの姿はパリにあった。
あの実験で、エアロゲルがキャッチした物質。
その物質の中からペプチドを取り出す作業を行っていた。
これ今、ペプチドをぶんせききにかけて、検出できるかを。
すると、成分分析のグラフに変化が。
これらのピークは、酸性のアミノ酸を含むペプチドの存在を示しているね。
マイナスを帯びたペプチドが、きれいに抽出されているよ。
エアロゲルから抽出したサンプルを、今、測定にかけてるんですけども、これはペプチドだと思われます。
エアロゲルが、一部のペプチドを壊さず捕獲。
この一歩が、いずれ、地球外生命を見つけるための大きな礎になればいいなというふうに思っています。
NASAは今、地球外生命探査に確かな自信を深めている。
地球外生命体の存在を示す有力な兆候を、10年以内に手にすることができるでしょう。
20から30年以内に、確実な証拠をつかむことができるのではと思います。
この宇宙で地球以外の場所に生命は存在するのか?人類の長年の夢をかなえる第一歩になるかもしれない。
さあ、ビデオでご紹介いたしました、藤島さんは、慶応大学の湘南藤沢キャンパス、いわゆるSFCの出身で、本日のご意見番、冨田先生の教え子ということらしいですね。
いかがですか?
そうですね。
藤島君は本当にSFCの教育理念にばっちりはまった男ですね。
SFCは、そもそも必修科目がほとんどなくて、大学1年生のときから、先端的な研究ができるっていうカリキュラムなんです。
藤島君も1年生のときから、僕の研究会に入って、それで主に山形県にある鶴岡キャンパスの研究所で、かない教授と共に、90度の熱水中に生息する極限環境微生物の研究をしてたんですね。
1年生から研究をするっていうことは、研究に必要な基礎技術、基礎知識を1年生のうちから猛勉強しなきゃいけないということなんですけれども、もう藤島君は、楽しそうにですね、研究、勉強をして、やっぱり勉強っていうのは、なんか試験勉強っていうのはおもしろくないんですけど、自分がやりたい研究のために勉強すると、すっごい楽しい。
どうなんでしょう、率直にお伺いします。
冨田さんはこのエンセラダスという衛星に、生命体はいるとお考えでしょうか?
正直ですね、ハーフハーフなんですけれども、もし、いたとすれば、それはDNAを持った地球型生物に似ているのか、それとも、全然違うのか、ものすごく興味ありますし、もしいなかった場合、もし、それも大きな発見だと思うんです。
なぜかというと、あれだけ水と熱があって、生命がいても、全然おかしくない所に全くいなかったということであれば、まさに、この地球はこれだけ命があふれてるというのが、奇跡なんだなということを、改めて考えるきっかけにもなりますし、どっちにしても大発見になると思います。
さあ、その一方で、福里さんは宇宙人ジョーンズというCMを作ってらっしゃいますけれども、福里さんは、ご覧になっていかがお感じになりますか?
急に話がレベルが下がってしまって申し訳ないんですけれども、やっぱり宇宙人CM、作ってるので、そういうのはおもしろそうだなと思う反面、なんかちょっと、わざわざね、あの惑星に行っていろいろごちゃごちゃ人類がやってて、あの惑星の方々にご迷惑をおかけしてないのかなって、ちょっと、決して悪意はありませんからっていうことを、言いたいような気持ちにはなりますよね。
確かにそうですよね。
向こうの気持ちになって、お考え。
何を取りに来てるんだ、お前らみたいな。
ってなりますね、もし生命体があるならば。
なおNASAでは、藤島さんが研究している土星の研究のほか、木星の衛星にも地球外生命体がいるという可能性があるとして、今、研究を進めております。
さあ、続いてはこちらです。
5年後の東京オリンピック・パラリンピックに向け、外国人旅行者の誘致に力を入れている東京都。
独特の青いユニホームをまとうのは、街なかで困っている外国人旅行者を案内するボランティア。
おととい、おもてなし東京という、新たな取り組みとして始まりました。
一方、東京都が世界一の都市になるために考えているのが、ブランディング戦略。
ある有名なロゴマークから見えてきた、観光客を増やす秘策とは?おととい、東京都庁。
いってきます。
いってらっしゃい。
お願いします!
この日、都庁から出発したのは、独特の制服に身を包んだボランティア。
その名も、おもてなし東京。
街なかで困っている外国人観光客に積極的に声をかけ、道案内などの手助けをするのだ。
ボランティアには、交通費として1000円が支給される。
ボランティアが都内で発見したのは、困った様子の3人組。
ワシントンホテルはどこですか?
ワシントンホテルですか。
あちらに進む所があります。
地上に上がってください。
よろしければ、私たちも同じ方向に行きますので、案内しますよ。
一緒に行くことに。
外に出る際は、案内だけではなく、傘を差す心遣いも。
ボランティアの対応について聞くと。
とってもよかった。
歓迎されていると感じました。
オリンピックを5年後に控え、東京都は外国人観光客数を2020年までに1500万人にすることを目標にしている。
さらに観光都市として世界一を目指すという。
その秘策が、アメリカにあった。
ニューヨークを訪れれば、この街の愛を感じられますよ。
先月、都庁で発表されたボランティアのユニホーム。
見た目は日の丸がデザインされた青い帽子に、小さなネクタイ。
青いベストの胸には、インフォメーションを示すiの文字。
すぐ見て、目立たないとだめなんで、普通の人と同じ格好だと、声かけられませんですけど、ちょっとやっぱりこの格好、普通、しないと思いますから、恥ずかしく思わないでですね、これがやっぱり東京の誇りだと。
このユニホーム、実は別の国からヒントを得たもの。
バンキシャは韓国・ソウルへ。
観光地、ミョンドンでは。
地図広げて、案内してる方がいます。
赤い服を着て、外国人旅行者を案内しているのは、ソウル市の観光協会の案内スタッフ。
よく見ると、帽子に付いているインフォメーションのiが、東京と書体もそっくり。
背中にも、iとあり、東京では胸にiとある。
ソウルでは、背中の文字が、担当する国の言語になっている。
一方、東京は、首にぶら下げているカードに、担当する言語が書いてある。
バンキシャは話しかけてみた。
こんにちは。
あっ、日本語話せるんですね?
はい。
日本語担当です。
2009年から始まった、このサービス。
舛添知事は、ソウル市内を視察した去年7月、同じものを東京でも作りたいと、導入を決めたのだ。
ところで、世界の国や地域の訪問者数ランキングを見ると、日本は27番目。
あの韓国よりも少ないのが現実だ。
そこで東京都は、観光客を増やすさらなる秘策に取り組んでいる。
一番分かりやすいのは、アイラブニューヨークっていうのは、ハートのマークで、分かりますね。
やっぱ東京っていうのは、いろんな魅力があるんだけれども、瞬間的にぱっとその魅力をつかめるようなものがあったほうがいいと思いました。
日本時間きのう、ニューヨーク。
あそこ、ビルの壁に、アイラブニューヨークの絵が描かれています。
おしゃれですね!
街なかには、アイラブニューヨークのロゴがあふれていた。
アイラブニューヨーク。
着ていると、どんな気分ですか?
クールな気分よ。
お土産などでおなじみの、このロゴ。
生まれたのは1977年だ。
当時、ニューヨークは不景気や治安悪化でイメージが悪かった。
その改善策として、観光に力を入れたキャンペーンを張ったのだ。
それがアイラブニューヨークのロゴだ。
このロゴが出来たときと同時期に、ニューヨークに引っ越してきた男性は、当時のことを振り返った。
ニューヨークに移って、来月で37年になりますが、10代で初めて来た頃に、あのCMが出たのです。
すばらしかった。
これがそのCM。
キャンペーンが大ヒット。
ニューヨークを愛するという意味の、ロゴとキャッチコピーはすぐに浸透し、40年近く愛され続けている。
ニューヨークの代名詞でもある、ミュージカル仕立てで、アイラブニューヨークが繰り返された。
このキャンペーンについて、専門家は。
ものすごくヒットしましてですね、もうニューヨーク市というものを、ものすごく、イメージを高める、つまり旅行の行き先としてのブランドを、非常にうまく作ったキャンペーンの一つだというふうに思いますね。
そして東京都も、今、
40年近く前のアイラブニューヨークキャンペーンにならい、東京都は今、観光をアピールするロゴなどを製作中だという。
東京の魅力を、ひと言で分かりやすく伝えるロゴとは、どんなものになるのか。
都内の外国人観光客に、東京のイメージを聞いてみると。
食べ物がおいしくて、みんな、忙しい。
ファッショナブル。
ハイテクノロジー、にぎやかな街、食べ物。
アニメ。
いろいろな答えが返ってくる。
東京には本当にさまざまな魅力があって、どれも、一つ取っても、世界の都市にも引けを取らない魅力です。
しかし、それをそのまま、ただ伝えていくだけでは、分かりやすいイメージですとか、インパクトのあるイメージとなって、伝わっていきません。
東京都は現在、ばらばらなイメージを5つの要素にまで絞り込んだという。
それは、ユニーク、エクセレント、エキサイティング、デライト、コンフォート。
一体どんなロゴが出来るのか。
東京のこの5つの要素をロゴで表現し、世界一の観光都市を目指すという。
さあ、CMプランナーの福里さんは、これまでにこども店長や、宇宙人ジョーンズや、もう、あまたのCMを手がけてらして、もちろん、このブランディングに関してもお詳しいかと思われますけれども、今回のこの東京都の取り組み、どうご覧になりますか?
ですから僕、この仕事やってるんですけど、全然この話、来てないですね。
もうすでに進んでるみたいなんですけど、それもまずショックだったんですけど。
ただ、自分がもし頼まれたとしたら、やはり、東京って、相当難しいですよね。
なんかずばっとこれが東京って、言えるものってなくて、逆に、いろいろなものがあるのが、東京っていう。
しいて言うともうそのぐらいしか特徴ないので、それをなんか一つにまとめろって言われてももう難しいなと思って、逆にいうと、仕事が来なくてよかったなと。
そういうとますます来なくなりますけどね。
そこで今、東京都は、ロゴマークを作ろうとしているわけですが、こちらは世界の都市でブランディングに使われたロゴマークです。
おなじみのアイラブニューヨーク、そしてソウル、パリといったものがありますが、このオランダのアムステルダム、ご注目ください。
よく見ると、アイアムステルダムと書かれています。
つまりアイアムのアムと、アムステルダムのアムをかけていまして、住人だけでなく、旅行者にもアムステルダムは、自分たちの街だと思ってほしいという意味が込められています。
しゃれみたいなものなんですが、福里さん、このあたりの都市のロゴマーク、どのようにご覧になりますか?
そうですね。
だからたぶん、それぞれの都市の1代表するクリエーターの方が考えているんですけれども、やっぱり、だじゃれにいくんだなっていう。
だじゃれはもう、強いんだなっていう。
どの国もそうかもしれないですね。
ちょっとほっとする気持ちが今。
東京もそうなるんでしょうかね。
全然ありえますよね。
そうですか。
逆に、今、いったから、もうできなくなったかもしれませんね。
冨田さんは、こういったおもてなしとか、ブランディングとか、どうお考えですか?
先月、とある外国に行ってきたんですけれども、やっぱり飛行機降りて、一番最初の入国審査、あそこでその国のイメージ、結構決まっちゃうと思うんですよ。
外国人レーンがすごく長くて、1時間半、並んだあげく、審査官の人が非常に無愛想でね、いや、僕は歓迎されてないんだなって、思いました。
だからやっぱり日本の空港では、まさに、おもてなしの心で、外国人に優しい空港になってほしいなと思います。
そこからですね。
なお、東京都は現在、新宿と上野で行っております、このおもてなし東京の観光案内ボランティアを、来年度以降、東京駅や浅草、銀座などで順次、展開していくという予定だそうです。
それでは今週の顔、続けてまいりましょう。
島根県の住宅街で、車のワイパーが壊される被害が続出。
警察が捜査に乗り出したところ、
木曜日、バンキシャは島根県松江市の住宅街へ。
あっ、あちらの車、ワイパーにタオルを巻いています。
何台もの車が、ワイパーにタオルを巻きつけていた。
車の所有者は。
ワイパーをちぎられまして。
実はこの地域では、2月ごろからワイパーのゴムがとられるという被害が、およそ40件起こっていた。
犯人は何者なのか。
バンキシャは、捜査に当たった警察官に、防犯カメラの映像を見せてもらった。
一軒家の駐車場。
すると。
車に近づく黒い影が。
犯人は、なんとカラス。
初めてそういう場面を見ましてですね、本当にびっくりしましたですね。
残念ながら、逮捕はできませんけど、カラスの被害に遭われないような対策を取っていただくように。
なぜカラスは、ワイパーのゴムをとったのか。
専門家は。
営巣の時期に重なってるから、比較的、巣の素材として考えているかもしれないけども、とにかく、やってみたら、おもしろいし使えると。
カラスはヒナのために、動物の毛など、やわらかいものを巣の中に集める習性があり、その代用品として、ゴムをとった可能性があるという。
バンキシャは、同じような被害のある栃木県さくら市で、カラスの巣を発見した。
すると、その周辺には。
ワイパーのゴムの切れ端じゃないでしょうか。
ワイパーのゴムが何本か地面に落ちている。
そこでバンキシャは、15メートルの高所作業車を用意。
鳥獣駆除などを行う業者の協力を得て、巣の中をのぞいてみた。
すると、すでにヒナが巣立ったあとで、もぬけの殻。
巣は木の枝で作られ、黒く見えるのはカラスの羽。
だが、巣の中にワイパーのゴムはなかった。
専門家によると、巣作りのときに覚えたゴムの感触をカラスが気に入り、その後も遊び道具にしている可能性があるという。
相次ぐワイパー被害の犯人は、カラスだったということですが、なおこのカラスの巣を撤去する業者によりますと、カラスは最近、針金のハンガーを使って電柱の上に巣を作ることが多く、それがショートして停電の原因になることがあるため、巣作りの季節となります4月から6月は、巣の撤去要請が増えるということです。
最新のニュースをお伝えします。
日本と韓国はあす、国交正常化50年を迎えます。
関係が冷え込んでいた両国ですが、あすの記念式典には、安倍総理大臣の出席が固まりました。
そして都内では先ほどから、日韓外相会談が行われています。
中継です。
鳥羽さん。
岸田外務大臣と韓国のユン・ビョンセ外相との会談は、午後5時半から始まりました。
韓国のパク・クネ政権の発足後、外相が日本を訪れるのは初めてのことです。
きょうの会談では、いわゆる従軍慰安婦問題について意見が交わされる見通しです。
外務省幹部は、日本が基本的な立場を変えて、物事を前に進めることはないとしており、大きな進展は難しいとの見方が出ています。
その一方で、韓国が反対している明治日本の産業革命遺産の世界遺産への登録については、日本側は、朝鮮半島の人々が強制徴用され、働かされたことについて表示することも含めて、なんらかの配慮をすることで、韓国側に理解を得たい考えで、妥協につながる可能性もあります。
こうした中、安倍総理があす、都内で行われる国交正常化50年の式典に出席することが固まりました。
これを受けてパク大統領も、ソウルでの式典に出席する方向で、最終調整しており、関係改善に向けた呼び水となりそうです。
日本側は、こうした機運をパク・クネ大統領との首脳会談の実現につなげたい考えです。
けさ、大阪府高槻市の川で、頭部と左腕がない成人女性と見られる遺体が見つかり、警察が身元の確認を進めています。
女性の遺体が見つかった川の中では、現在、警察が捜索を行っています。
現場は、大阪府高槻市の檜尾川で、きょう午前7時50分ごろ、通行人の男性から、川に人みたいなものが浮いていると、警察に通報がありました。
警察が現場に駆けつけると、水深10センチほどの川の中に、あおむけの状態で倒れている女性の遺体が見つかりました。
警察によりますと、遺体は腐敗がかなり進んでいますが、成人女性と見られ、着衣を身に着けていない状態で、頭の部分と左腕がなかったということです。
遺体に刺し傷などの外傷はなく、警察は上流から流されたと見て、周辺を捜索するとともに、身元の確認を進めています。
きょう午後、埼玉県川越市の菓子屋横丁で、100年以上続く老舗和菓子店が全焼し、5人が重軽傷を負いました。
警察などによりますと、きょう正午過ぎ、川越市元町の和菓子店、室岡製菓から出火し、木造モルタル2階建ての店が全焼したほか、周辺の店舗や住宅など、10棟に延焼しました。
出火当時、和菓子店にいた店主の室岡登三男さん90歳が、近隣の住民などに救助されましたが、全身にやけどを負う重傷、そのほか、男女4人が軽傷を負ったということです。
油使っているせいか、火の回りが早くて、店主が倒れてたんですよ。
煙の中、真っ暗な煙の中だったんですけど、4人で中、入って、おじさんを引っ張り出してね。
現場は菓子屋横丁と呼ばれる川越の代表的な観光地で、警察などが出火原因を調べています。
以上、ニュースをお伝えしました。
2015/06/21(日) 18:00〜18:55
読売テレビ1
真相報道 バンキシャ![字]
バンキシャ!は毎週、注目を集めている事件・出来事について、他にない切り口で検証を加える番組です。今週もスタッフは各地に飛び、ただいま取材中。ご期待ください。
詳細情報
番組内容
真相報道バンキシャ!は福澤朗と夏目三久がお伝えする〈新型〉報道番組。日曜の夜、その1週間の起きた出来事について視聴者の方に「なるほど、そういうことだったのか」と言っていただける番組づくりを目指しています。取り上げるのは、事件・事故・政治・経済からスポーツまで、硬軟とりまぜ幅広く。ニュースの新しい見方をご提供いたします。番組への情報、ご意見は番組HPまでお寄せください。
出演者
【MC】
福澤朗
夏目三久
【ゲスト】
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/bankisha/
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 天気
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32725(0x7FD5)
TransportStreamID:32725(0x7FD5)
ServiceID:2088(0x0828)
EventID:58702(0xE54E)