Nスペ5min. 戦後70年 ニッポンの肖像 −世界の中で−「第2回・第3回」 2015.06.20


「NHKスペシャル戦後70年ニッポンの肖像」。
6月のテーマは外交です。
経済大国となった日本が国際社会の中で歩んできた道のりをたどります。
今夜の放送ではアメリカやソビエトが覇権争いを繰り広げていた冷戦の時代を描きます。
1965年首相の佐藤栄作はアメリカの占領統治下にあった沖縄を訪問します。
戦後最大の外交課題となっていた沖縄返還に取り組んでいました。
当時冷戦を背景にしたベトナム戦争が続いていました。
沖縄は東アジアの安全保障の要になっていました。
1969年佐藤はニクソン大統領との首脳会談で沖縄返還の合意を得ます。
そして…。
沖縄は本日祖国に復帰致しました。
万歳!
(一同)万歳!しかしこの舞台裏で密約があった事が後に判明します。
緊急時にはアメリカが沖縄に核兵器を持ち込む事を認めていました。
更に密約には日本からアメリカへ輸出する繊維製品にシーリング上限を設けるというものもありました。
日本が輸出していた繊維製品は価格が安くアメリカの繊維産業に大きな打撃を与えていたのです。
佐藤は輸出規制を試みます。
しかし日本の繊維産業の反発に遭い実現できませんでした。
佐藤首相が実現できなかった繊維製品の輸出規制。
この事が後の日本の外交に深く関わるようになっていきます。
明日21日は冷戦終結後大きく変化していった日本の国際貢献についてです。
1991年イラクがクウェートに侵攻した事をきっかけに世界を巻き込んだ湾岸戦争が勃発。
アメリカは戦後一度も海外で任務についた事のない自衛隊の派遣を要請してきます。
この時日本は自衛隊の派遣を見送り戦費として130億ドルを負担する事にしました。
ところが湾岸戦争終結後クウェート政府が出した感謝広告に日本の名前はありませんでした。
その後世界では紛争が相次ぎやがて時代はテロとの戦いへ突入します。
日本は対テロ戦争で荒廃した国で農業支援やインフラ整備に取り組むようになります。
再びテロの温床にならないよう新たな支援を始めたのです。
激動する世界情勢の中で変化してきた日本の国際貢献の在り方。
その道のりを見つめます。
今夜と明日2夜連続の放送です。
2015/06/20(土) 09:55〜10:00
NHK総合1・神戸
Nスペ5min. 戦後70年 ニッポンの肖像 −世界の中で−「第2回・第3回」[字]

多忙な人向けにNHKスペシャルを5分に凝縮。「戦後70年ニッポンの肖像」6月のテーマは「世界の中で」。金曜日の放送に続き、土日に放送の2回について、お伝えします

詳細情報
番組内容
多くの視聴者から高い評価を得ているNHKスペシャルを多忙な人向けに番組の魅力を5分に凝縮。第2回は冷戦の時代。日本は沖縄返還と日中国交正常化という外交成果を上げた。米中接近の中進められた尖閣諸島をめぐる秘密外交にも光を当て、アジア太平洋の時代の出発点を描く。第3回は、冷戦後の歩み。世界各地で頻発する紛争、そしてテロとの戦い…激動の中で、日本は国際社会の一員としての役割を果たすことを求められた。

ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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