宝塚市議会:「HIV感染の中心に」発言 市議が取り消し

毎日新聞 2015年06月26日 12時04分(最終更新 06月26日 12時59分)

 ◇「人権侵害だ」と問題化 議運委員会で申し出て承認される

 兵庫県宝塚市がLGBT(性的少数者)を支援する条例を検討していることに関し、大河内茂太議員(自民)は26日、市議会本会議で行った「宝塚に同性愛者が集まり、HIV(エイズウイルス)感染の中心になったらどうするのか、という議論が市民から出る」などとした発言の取り消しを議会運営委員会で申し出て承認された。発言は24日にあり、「人権侵害だ」と問題化していた。

 同性カップルを結婚に相当する関係と認めて証明書を発行する条例が東京都渋谷区で施行されたことを受け、宝塚市は今年4月、同様の条例制定などを検討する部会を設置。大河内議員の今回の発言は一般質問の中で行われた。北野聡子議員(市民ネット宝塚)が途中で遮り、発言の取り消しを求めて議論が紛糾。議会は中断した。

 北野議員は「宝塚に同性愛者が集まるというのは根拠がない。同性愛者やHIV感染者への人権侵害だ」と批判していた。大河内議員は当初「同性愛者を差別する意図はない」などと述べていたが、議会運営委の終了後、取材に「同性愛者とHIVには、密接に関わりがあるという誤解を与えかねない。申し訳ない」と話した。【釣田祐喜】

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