ギリシャ残留にユーロ圏が尽力する理由-ドラギ発言が示唆
2015/06/26 09:52 JST
(ブルームバーグ):ギリシャをユーロ圏に残留させるために欧州がこれほど多くの時間と労力を費やす理由を理解するにはドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の3年前の良く知られた発言を思い出せば十分だろう。
欧州ソブリン危機のさなかの2012年7月にドラギ総裁はユーロ防衛のために必要なあらゆる事を行うと述べた。この発言が強調したのは一度メンバーになったら離脱できないというユーロ圏の大原則だ。
従って、国内総生産(GDP)がユーロ圏全体の2%未満でしかないギリシャが政策当局者にこれほどの影響を及ぼしているのは、ドラギ発言が根底から覆される恐れがあるためだと言えるだろう。このおかげで、米オハイオ州よりも人口が少ないギリシャがデフォルト(債務不履行)やユーロ離脱のリスクから守られる可能性がある。
ラボバンク・インターナショナルのシニア市場エコノミスト、エルウィン・デフロート氏は「ユーロ圏の現状維持のため多くの政治的資本が投じられている」と指摘。「実際にギリシャの離脱を許せば、ある意味ではユーロ圏がもはや完全でも離脱不可能でもなく、変わり得ると市場に示すことになる」と説明した。
原題:Tiny Greece’s Threat to Currency Credibility Is Why It Matters(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:エディンバラ Lukanyo Mnyanda lmnyanda@bloomberg.net
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更新日時: 2015/06/26 09:52 JSTニュース一覧
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