「ニューヨークフェスティバル in 驪州」 来月開催=韓国

【驪州聯合ニュース】ソウル近郊の京畿道驪州市で7月1~5日に「ニューヨークフェスティバル in 驪州 2015」が開催される。

◇ ニューヨークフェスティバルとは

 1957年に始まったニューヨークフェスティバルはクリオ賞、カンヌ国際広告賞と並ぶ世界三大広告賞の一つで、毎年5月に米ニューヨークのリンカーンセンターで開催される。テレビ・映画広告、雑誌・新聞広告、ラジオ広告の部門に分かれている。

 今年は世界65カ国・地域から5万点を超える作品が出品され、先月開催された。

 驪州市が開催する「ニューヨークフェスティバル in 驪州 2015」は、ニューヨークフェスティバルの出品作や受賞作の約10%にあたる5000点余りを厳選し、展示、上映するほか、広告関連のセミナーを開く。

 ニューヨークフェスティバルが米国以外で開催されるのは2010年に中国(上海、杭州)で開かれて以来となる。

◇ 主なプログラム

 ニューヨークフェスティバルの出品作を展示し上映する常設展示、開幕式、閉幕式、セミナーの公式行事のほか、地方特産物の販売、陶磁器体験、公演などの付帯行事も開催される。

 開幕式は7月1日、閉幕式は同3日に市内のサンバレーホテルで開かれる。

 開幕式では、ニューヨークフェスティバルを主管するInternational Awards Group LLCのマイケル・オルーク会長、ニューヨークフェスティバル審査委員のデービッド・アンジェロ氏が基調講演を行う予定だ。

 また、受賞作と候補作の展示会は同1~5日に、陶磁専門ショッピングモール「トジャセサン」、驪州市女性会館、世宗国楽堂、驪州市図書館で開かれる。

 市庁広場、中央路商店街などでも試写会が開かれ、テレビやラジオ番組の公開放送、韓国の歌手やインディーズバンドによる公演、驪州農特産物展示販売展、韓国の伝統衣装「韓服」のファッションショー、テンプルステイなど多彩なイベントも予定されている。

◇ 特別イベント

 開幕式に先立ち、国内外の主な出席者がパンダル美術館(旧驪州世界生活陶磁館)で開幕を知らせるテープカットを行い、神勒寺の九龍楼で開かれる昼食会で精進料理を味わう。

 続いて、南漢江の船着場から朝鮮王朝時代の帆船に乗って川を渡り、開幕式に出席する。世界的な広告界の巨匠に韓国の味と風情を紹介するための特別プログラムだ。

 閉幕式では、ハングルを制定した朝鮮王朝第4代王、世宗大王の創造精神を広めるため「世宗創造賞(The King Sejong Creative Award)」が授与される。驪州独特の差別化されたフェスティバルとなるよう新設された賞で、世宗大王の創造精神と愛民精神を実践した国内外の著名人に贈られる。受賞者は音楽賞、愛民賞、疎通賞、広告賞の4人が選ばれる。

 元景熙(ウォン・ギョンヒ)驪州市長は同フェスティバルについて、「世界の広告界関係者が参加する中、国際的な広告の祭典の新しい姿を見せたい」と語った。

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