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 兵庫県宝塚市の大河内(おおこうち)茂太市議(44)=自民党=は26日、同市が性的少数者(LGBT)を支援する条例を検討していることに対し、「宝塚に同性愛者が集まってHIV(エイズウイルス)感染の中心になったらどうするのか、という議論が市民から出る」と述べた議会での発言を撤回する、と表明した。この日の議会運営委員会に伝え、会議録からの削除が決まった。

 議運後、大河内市議は報道陣の取材に「HIVは繊細な問題。同性愛者とHIVが密接な関わりがあると誤解を与える表現だった。HIV、同性愛の方々に大変な心痛をおかけした」と話した。

 発言は、24日の6月定例会の一般質問であった。他の議員が発言の取り消しを求め、議事が一時中断するなど紛糾した。