稲田博一
2015年6月26日08時41分
ソニー生まれのロボット犬AIBO(アイボ)の「葬式」が、千葉県いすみ市大野の光福寺で行われている。AIBOを修理している技術者らが所有者の思いを受けとめる形で1月と5月に実施。大井文彦住職(62)は「これからも供養を続けたい」と話している。
AIBOは1999年から2006年まで販売された。すでに14年3月にソニーは修理受け付けをやめているが、元ソニーの技術者らが作った「ア・ファン」(本社・習志野市)が修理をしている。
同社は愛着のあるオーディオ機器などの修理を引き受けようと11年7月に創立された。乗松伸幸社長(60)によると、2年ほど前に、「介護施設に入るにあたり、どうしてもAIBOを直して持っていきたい」とお年寄りから修理を依頼されたのが、AIBO修理の始まり。ソニーから修理を断られたものだったが、3カ月以上かけて修理することができた。
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