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または私は如何にして心配するのを止めてバグを愛するようになったか

>> Zanmemo

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定時を超えるとBotに罵倒される社内文化

近況

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これはPKSHA Technology Inc.で行われたもくもく会の様子です。

はじめに

株式会社ログバーでは、フレックスタイム制が導入されていて、だいたいコアタイム時間中、かつ全体の労働時間が8時間になれば良いという運用になっている。とはいえ、フレックスタイムであったり、こういうベンチャーだったりすると、ついつい時間の感覚が無くなって何時までも働いてしまったり、ダラダラとオフィスに残ってしまったりする。

問題は、そういう風にダラダラとやってしまうと、集中して働いたら6時間で終わるようなことをつい10時間かけてしまうことになったりする。なので、だらだら働いていると怒るような役割が必要だったりする。

それを人間がやると刺が立つのだけれど、Botだと、割りときついことを言われても、「Botだから」というわけで、上手い具合に刺が立たない。一時期、各エンジニアがHubotを持つということがあって、その一つに「定時になってもダラダラ働いている人間を罵倒する」という機能が実装されたりしていた。

これが実装されたときには、正確な定時というのは無い(今も無い)ので、定時というのも変な話ではあるのだが、そういうのは言ったもの勝ちである。閉店間際の店舗で「別れのワルツ」が流れれば帰りたくなるように、「定時ですよ」と言われたら帰りたくなるのが人情だと思う。だからBot上では、勝手に「9時が定時だ!」ということにされている。

この辺りをTwitterに紹介したら、反応が良かったので、メモしようと思った次第。

定時罵倒Botとの心温まるやりとり

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ほのぼのとしたやり取りですね

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悲しいやりとりです

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言わずもがな

定時罵倒Botの広がり

やはり同じような問題を抱えている人がいて、この文化をTwitterで紹介したら、同じように「定時罵倒Bot」を実装したり、実装しようとしてくれる人が増えたりしていた。

注意

ただし、「定時になると罵倒する」という言葉は刺激的すぎるので、「定時にアラートを投げる」とか「定時になったらやさしく怒る」などの人間力が必要になる。誰しも残業したくて残業しているわけではなく、そういった人たちに寄り添う表現を使うことが、《圧倒的なユーザー体験を提供する》のには必要かもしれない。

まとめ

ということで、社内で運用されている定時になったら罵倒されるBotについて紹介してみた。このように時間をチャットで意識することは、生産性にも寄与するし、Botの中でも基本的なことで、導入することも簡単なので、気が向いたら勉強がてら導入するといいと思う。

しかし、人間の業務とはままならず、必ずしも定時に切り上げることが出来るとは限らない。自分は対抗して定時になったら「定時とか関係あるか、仕事をすることで圧倒的成長をするんだ!」みたいなよくわからない返事をするボットで対抗しようと思っている。機械に対抗するには機械が一番良い。

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