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福山の飲食店でフグ食中毒

06月22日 21時06分

福山の飲食店でフグ食中毒

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福山市の飲食店でフグを食べた男性2人が食中毒を起こし、いまも入院していることがわかり、福山市保健所はこの飲食店を22日から営業禁止の処分にしました。
営業禁止となったのは、福山市南町の飲食店、「勝成」です。
福山市保健所によりますと21日夜、この店でフグの刺身と肝臓の湯引きを食べた、30代と40代の男性2人が体のしびれや呼吸困難を訴え、いまも市内の医療機関に入院しているということです。
医療機関から届け出を受けた保健所は、フグの刺身と肝臓が原因の食中毒と断定し、22日からこの店を営業禁止の処分としました。
この店の経営者で調理師の男性は、フグを処理するために県が指定した団体が主催する講習会に参加して「フグ処理者」として県から認められていましたが、フグを提供する場所としては店を保健所に届け出ていませんでした。
この男性は、保健所に対して「知人からもらったフグを調理して別の友人2人に提供した」と話しているということです。
またNHKの取材に対しては、「2人は友人だったため、メニューにはないフグを出した。肝臓は水にさらして毒を抜いたつもりだったが、提供すべきではなかった」と話しています。
福山市保健所は、「フグには猛毒が含まれ、最悪の場合、死ぬこともある。種類や季節などによって毒性が異なることもあるので注意してほしい」と呼びかけています。

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