最近、巷で話題となっている「ハイブリッドスイーツ」。種類の異なるスイーツを組み合わせたもので、ベーグル×クロワッサン=クレーグルや、タルト×ブラウニー=タウニーなど多彩なバリエーションが生まれている。
そのハイブリッドスイーツの火付け役となったのが、米ニューヨークの人気ベーカリー「ドミニク・アンセル・ベーカリー」(D.A.B)が作る「クロナッツ」だ。
クロワッサン×ドーナツの新しい組み合わせはNYで瞬く間に人気となり、日本でもミスタードーナツや大手コンビニなどから、こぞって似たような商品が登場した。
しかしついに本家のD.A.Bが、ハイブリッドスイーツの元祖「クロナッツ」とともに日本の表参道に上陸するという! そこでオープン予定日の6月20日を迎える前に、D.A.Bの基本情報と人気メニューをご紹介する。オープン前にどれを食べるか決めておこうじゃないか!
D.A.Bは名実ともにペイストリー界トップクラスの人気店
「ドミニク・アンセル・ベーカリー」は、2011年米ニューヨークにオープンしたペイストリーショップ。“ニュージェネレーションベーカリー”をコンセプトに、独創的かつ斬新なアイデアで特別感のあるメニューを提供し、ニューヨーカーの心をつかんだ。
受賞歴も輝かしい。
オープン後たった4ヶ月のうちに、『Time Out New York』で「Best New Bakery of 2012」を受賞。全米No.1レストランガイド「ZAGAT」の2013年度版ペイストリー部門の最高得点を獲得。2014年7月には世界最大手のキュレーションサイトで“死ぬまでに行きたい世界のベーカリー25”に選ばれるなど、数々の名誉を得ている。
オーナーシェフのドミニク・アンセル氏は、パリの老舗ペイストリー「フォション」やNYのミシュラン3つ星レストラン「ダニエル」でエグゼクティブペイストリーシェフとして従事していた注目のパティシエだ。
2009年には業界誌で「全米トップ・ペイストリー・シェフ10人」にも選出され、世界に名が知れ渡っている。こんなすごい人のすごいお店が日本にも来るなんて! 期待値は上がるばかりだ。
クロナッツだけじゃない! D.A.Bの次世代スイーツラインアップ
D.A.Bの看板メニューをここでご紹介しよう。
・クロナッツ(税込594円)
ハイブリッドスイーツの原点となる、フランスのクロワッサンとNYのドーナツを融合させたクロナッツ。米ニュース情報誌「TIME」で「2013年の最も優れた発明品25」に選ばれた。
バターがたっぷり練りこまれた生地を揚げることで、外はサクサク、中はふんわりとした食感が楽しめる。フレーバーは毎月1種類のみで、2度と同じフレーバーは食べられないとのこと。これは毎月通うしかない!
・クッキーショット(税込518円)
ミルクが注がれた焼き物の湯呑みのようだが、外側の正体は温かくしっとりとしたチョコチップクッキーだ。中に入っているのは、バニラビーンズを24時間浸した冷たいミルク。温かいクッキーと冷たいミルクの組み合わせが最高に美味しそう!
・フローズン スモア(税込778円)
アイスクリームをマシュマロで包み、表面をバーナーで炙った新感覚スイーツ。外はパリっと、中のアイスクリームはひんやりとろとろ。キャンプファイヤーでマシュマロを炙る体験からインスピレーションを受けたメニューというから、その発想力に脱帽だ。
日本では限定メニューの開発中!?
クリエイティブなスイーツでニューヨーカーを魅了してきたD.A.Bだが、今回オープンする「DOMINIQUE ANSEL BAKERY TOKYO(ドミニクアンセルベーカリートウキョウ)」では、日本限定アイテムの開発も視野に入れて展開するそうだ。
さらに店舗のインテリアにもこだわり、1FはNYとパリの地下鉄の世界観を、2FはNYとパリの公園の世界観をそれぞれ表現した、斬新で新しいデザインの空間になるという。
それでいてお高くとまるのではなく、誰でも気軽に訪れることができる空間を追求。日本独自の和風の小部屋も用意する予定とのことで、和洋折衷の心地よい雰囲気でスイーツを楽しめそうだ。
写真を眺めているだけでよだれが出てくるD.A.Bのスイーツたち。ハイブリッドスイーツが好きな人もそうでない人も、6月20日のオープンを楽しみに待ちたい!
お店情報
書いた人:らいら
1987年佐賀県生まれ、佐賀在住のリモートライター。記事のジャンルはAppleやniconico関連が主だが、執筆の合間に食べるコンビニおやつも同じくらい愛している。好きな食べ物は九州のとんこつラーメン、冷凍うどん、チョコレート。
Twitter:@lyrahm
ブログ:http://lyra.blog.jp/