2015-06-26 

目的成就

家庭菜園での収穫が順次始まりましたが、この菜園始めるきっかけの一つになったのはmaburinさんのブログ記事の縁側カフェの“芋の煮っ転がし”写真です。
芋の煮っ転がしは、里芋の煮っ転がしか知らなかった身に、ジャガイモの煮っ転がしは新鮮でした。
何でも体験したい派として、早速作ってみたら美味しかったんです。
小芋で作ると凄く美味しいとの事でしたが、スーパーにはなかなか売っていません。
そんな矢先に、ハックル70さんのブログ記事に“ジャガイモ収穫”の写真。
大芋に混じって、小芋も見えるではありませんか。
それなら自分で栽培した方が確実と家庭菜園を始めるキッカケになりました。

前置きが長くなりましたが、ジャガイモの最初の探り掘りから3回に分けて収穫したジャガイモ、全部で段ボール一箱くらい採れましたが小芋も混じっていました。
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3回目の収穫写真ですが、籠の上の方の縁に小芋が1っ顔を覗かせています。

そんな径3㎝以下の小芋を3回分収穫分で合わせたら、600gありました。
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念願の、ジャガイモ小芋の煮っ転がしを作ります。

電子レンジで下茹でしてから、160℃のサラダ油で芋表面がシワシワになるまで素揚げして、出し汁に砂糖,醤油,酒,味醂を加えて煮詰めるだけです。
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これが旨い!
やはり、小芋でやると本当に美味しいです。
夕飯の副菜に加えてくれましたが、家族の中での菜園の評価が“芋の煮っ転がし”でグッと上がりました。
やはり、趣味を歓迎してもらえる所までにするには、やって,見せて,作って,喰わせてまでやると確実ですね。

家庭菜園ならではの楽しみで、7月には朝取トウモロコシも始まり楽しみです。

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市民菜園の近くにある公園で、ツバメの子育てが始まりました。
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我家に毎年くるツバメさん、今年は様子見には来てくれましたが、産卵には至りませんでした。
やはり、腕白坊主の大声に怖気づいたのでしょうか。
2015-06-24 

桃源郷の麓

先回のブログ記事<お持ち帰り>で、地元の老練釣師に桃源郷付近の渓流について詳しい話を聞けたので、試しに行ってみました。
桃源郷迄行くのは困難なので、その手前の良いとお聞きした場所に入る計画です。

夜明け前に家を出発し、彼の地を目指します。
やはり辿り着くまでに難行し、渓に降り立つまでに3時間40分もかかりました。
今回も歩く覚悟を決めていたので、徒歩区間はトレッキングシューズです。
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この黄色い靴はゴム底のトレッキングシューズですが、小沢程度ならこのままでガシガシと進めますし、軽登山仕様なので靴底の湾曲形状で非常に歩きやすいです。
荷物にはなりますが、山道を歩くのはトレッキングシューズが一番です。

そうこうしてやっとのことで、教えられた渓の位置に降り立ちました。
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やはり川底の砂は多めですが、大岩も多くて良い感じの渓です。
水温もこの時期で10℃と、岩魚には絶好です。

このまま釣上がれば良さそうなものですが、やはり気になる桃源郷。
鮎タビに履き替えて、入渓点から200m程下流の桃源郷の入り口を覗いて来ます。
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桃源郷の沢の入り口です。
この先、3時間上に桃源郷があるそうですが、やはり雰囲気のある沢です。
が、人の入った痕跡が色濃くあったので、今も桃源郷かはかなり疑問です。
私含めて、釣人の執念?は凄いですね、知っている人は数少ないものの、それらの人が目指すんでしょう。

桃源郷リサーチも終わったので釣り始めます。
が、結構渋いです。
前夜も雨が降った筈ですが、既に水はピカピカで、人の痕跡も結構あって厳しいです。
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30分程竿を出しましたが一向に喰いません。
ここまで来てボーズでは不味いので、岩魚が怯えているんだろうと釣り方変更で、底岩の更に下を中心に攻めます。

出ました。
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左の大岩の下では無く、右の落込みの水中にある岩の下です。
この水中岩の下から3本出ました。
同様に岩魚が奥深く隠れていそうな所からは固まって出ました。

500m程釣上がって人の気配が減ると、普通に釣れ始めました。
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桃源郷の沢を中心に人が入っているようなので、その入り口から上流に離れるに連れて魚影は濃くなって、警戒心も徐々に緩んできます。
サイズも揃っていてドンドン掛りますが、その美しい魚体は釣飽きません。
結局1.5㎞程を釣上がり、結果として大釣りにはなりました。
が、帰り道もなかなかの曲者で、退渓点からの山道は崩壊が多くて分断されて非常に分り難く、山旅ロガーが無かったらトンデモナイ方に歩いて行った可能性が高いです。
今回、ルートを覚えたとは言え、行くまでの労力と熊の危険性も考えると余り行く場所では無く、秘境としてそっとしておくのが良いのかも知れません。

しかし、持ち帰った分の岩魚は非常に美味しくて、ここの岩魚は良いと早くも再リクエストです。
冷たい水と花崗岩質の美しい渓が美味しい岩魚を育てるんでしょうね。


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釣の帰りに市民菜園を覗いてみました。
沢山咲いたカボチャと冬瓜の花に蜂が群れていました。
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花が咲きそろうと、自然と虫が集まって受粉できるんですね。
自然の力は立派です。
2015-06-22 

プレミアム商品券

各地で発行されているプレミアム付き商品券が瀬戸市でも発行されました。
以前発行された時は、知らない内に発行されて、知らない内に使われたようです。
しかし、今回は57000冊の発行との事なので手に入れられそうです。
当選通知
今回は予約申し込みが出来るので良いです。
一冊に12000円分の地元で使える商品券がついて、販売価格は10000円なので、2000円がオマケです。
我家はジジババの二人で5冊つつ。
若夫婦は孫も入れて三人で5冊づつと、全部で25冊の購入申し込みでした。
混乱を恐れてか、煽る様な事前宣伝をしなかったせいで全部が当選してラッキーッです。









早速購入してきました。
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ジジババの10冊分です。
当日売りは19日(金)から始まりましたが、1時間で完売の銀行もあれば、20日(土)でも買えた販売所もあった様です。
19日朝から<プレミアム商品券使えます>のノボリが各店舗に揚って、お得情報にやっと気づいた多くの人が当日売りに殺到したようです。
発行総数57000冊で、1冊の商品券は12000円分ですから、6億8400万円の地元消費がある筈です。
しかも、1冊の内の4000円分は地元資本店舗でしか使えないので、最低でも2億2800万円は生粋地元商店で使われる筈です。
この様な方法でも、地元商店街が活性化すれば良いのですが・・・。
因みにジジババ分の地元資本店舗専用商品券4万円分は、新聞料金の1年前払いで使い切る予定です。

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庭菜園ではジャガイモの最後の収穫を終えました。
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写真はジャガイモの茎が倒れてからも2週間放置しておいた5株分の収穫ですが、結構採れました。
最初に倒れた時は焦って半分ほどを収穫してしまいましたが、倒れても構わずにシブトク育てておけば良いと勉強できました。

市民菜園では、トウモロコシがいよいよ大きく育って来ました。
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一時は風で倒れましたが今は復活し、雌花も順調に育っています。
1株で1本の収穫が良いとの話もあるので、とりあへず一部の株の下の実をヤングコーンとして摘果しました。
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孫は1本を生で美味しいと食べてしまいましたが、残りは軽く塩ゆでしてオヤツにしました。
自分で作ったのは、何でも美味しく感じますね。
2015-06-20 

マテ貝獲り

今年も大潮の日にマテ貝獲りに行って来ました。
場所は三重県津市の津競艇場近くの御殿場海岸。
12時15分頃が干潮で、11時過ぎに御殿場海岸に着きました。
平日ですが、駐車場には既に多くの車が並んでます。
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浜茶屋の呼び込みのオバちゃんの間をくぐり抜け、浜に向かいます。
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浜では、散策する人、寝そべる人、浜茶屋で食事をする人と、思い思いの方法で曇り空で過ごしやすい初夏を楽しんでいます。
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一方で、貝を獲る浜は既に随分と潮が引いて、広い干潟が広がっていました。
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そんな中で、アチコチにマテ貝獲りの人がいました。

我々も、そんな人たちに混じってマテ貝獲りです。
P6170025マテガイ
細長いマテ貝は、砂浜に深い縦穴を掘ってその中で暮らしてます。
マテ貝獲りは、砂浜表面を鍬などで数センチ削り取って、ポッカリ空いた巣穴を見つける事から始まります。
巣穴を見つけたら、塩を穴に入れてやると、濃すぎる塩分に苦しくなったマテ貝が、巣穴の奥から表面に飛び出てきます。
その飛び出た貝の端をつまんで、引きずり出して獲ります。

百聞は何とかなので、マテ貝獲りの動画を載せます。

アサリ採りとは違って、動く貝を捕まえるのでかなり面白いです。

この日は、2時間で70本程のマテ貝を採る事が出来ました。
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初日は酒蒸しで、二日目は味噌汁の具にして胃袋に収まりました。


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海と言えばナンパです、御殿場の海岸にもナンパ男性がいました。
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黄色いシャツのジイサンは地元の人で、若い女性を見つけては声を掛け、マテ貝獲りを見せてやり・教えてあげています。
何人もの人に教えていましたが、男性やバアサンに教えている姿はみませんでした。
御年は70過ぎとお見受けしましたが、その元気さと女性への声掛けテクニックは立派なものです。
肌の色艶も良くて、教えて貰ったギャルも喜んでいて、健康で元気に暮らすために見習わなくてはいけません。


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今年4月からは産前産後休暇で3年近い育休明復職サポートと、孫の保育園通いサポートが始まりました。
もしもの時にバックアップして欲しいから、ジイサン/バアサンの泊まり旅は最低でも半年は自粛して欲しいと言われている残念な夏です。
八重山の海にはいけないので、近場の海遊びで夏を楽しみます。



2015-06-18 

お持ち帰り

前回の釣、梅雨の合間は大釣りでしたが、持ち帰らなかった事でクレーム?がついたので、前回リリースした魚の回収に行きました。

前回の入渓点からと思い渓に降りて準備をしていると、かなり下流に人影が現れました。
地元の同年代の釣人で、ヤッケに工事ヘルメット姿で、デイパックを背負った源流漁師の風格です。
結果としてでも頭を刎ねるのは嫌なので、大声で話し合って200m程度毎に交互に釣る事にしました。
今の場所は私が譲って山道に戻り、200m程上流で再入渓しました。
再入渓点には源流漁師風の方に目印になる様に、岩の上に数個の石でケルンを作りました。

釣り始めましたが、なかなか渋いです。
漸く上がった1匹。
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前回とはだいぶ勝手が違います。
結局、最初の200mは1匹のみ。

しょうが無く、再び道に上がって200m先で再入渓。
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この区間も結局2匹のみ。

どうしようかと思い源流漁師風の方を探して何処まで釣上がる予定なのかをお聞きして、その上に連続して入ろうと考えました。
時間的にこの付近だろうと思う地点まで行くと、源流漁師風の釣師が居て、お互い改めて自己紹介しました。
その地元のAさんと今日の釣果を話し合うと、Aさんはサイズは7寸以下が多いものの、数は既に20余りでした。
いろいろ教えて頂くと、餌は本流で採取の瀬虫(キンパク,クロカワなど)で、この日の水状況から瀬脇の岩下を集中的に攻めているとの事でした。
やはり私とは釣り方が違い、腕の差に驚くばかりです。
また、地元の老練釣師だけあってこの付近の川にも非常に詳しくて、昨年失敗した桃源郷についても聞くことが出来ました。
流石の地元釣人で川の具体的様子が聞け、本当の桃源郷には私が昨年入った所から更に3時間程歩かねばならぬようですが、昨年の入渓点から300m程下流の沢か上流500m程の連続落込みで釣れるとの事でした。
その桃源郷手前については、川を塞いでいた倒木や、大堰堤の状態や、入渓しやすい場所などの具体的ポイントが互いに分った上での話も聞けて、非常に楽しい釣談義でした。

Aさんの退渓予定点が私が前回好釣果を出した最終地点だったので、Aさんはそこまで連続で釣上がり、私はその上から連続で入る事で沢割合意して別れました。
すると、その前回の退渓点から上では従来通りの餌と釣り方で、面白いように掛ります。
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やはり、数日しか経っていない同じ場所で、自分が釣った魚を再び釣ろうとしたことに問題があった様です。
釣り方が一番似ているのは自分なので、その釣り方で掛けれる魚は既に掛けてしまい、リリースしたとは言え同じ釣り方では釣難くくなっているのかも知れません。
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この堰堤下では良型5匹が掛りました。


20㎝以上を18匹確保出来た11:00に退渓です。
この日は最初は散々でしたが、お蔭で老練釣師から色々な勉強をさせて頂けました。

遅くない内に、昨年失敗の桃源郷に再チャレンジの予定です。
2015-06-16 

雌雄不一致

市民菜園のカボチャ、2株植えたうちの1株は順調に育っています。
しかし、受粉がなかなか上手くいきません。
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受粉しなかった左画像タイプの雌しべが多くて、虫受粉して小さな実が出きつつある右画像タイプが2個だけです。
最初は虫による自然受粉に任せておきましたが、どうも上手くいかないので人手での受粉を試みています。

が、雄花ばかりが咲く時期と、雌花ばかりの咲く時期があり、タイミングが合いません。
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左の雌花が咲いている時は、右の雄花が咲いていません。
借りている市民菜園でのカボチャ栽培は僅かなので気軽に雄しべを頂いてくるわけにもいきません。
どうしようかと迷いながらも毎朝市民菜園を覗いていると、雌花3個が咲いている間に雄花2個が開いている日がありました。
早速1個の雄花を手折って、雄しべで受粉させましたが、雌雄咲き揃うのはチャンスが多くは無い様です。
来年からはカボチャは畑の片隅に3株程度は定植し、2株は育てないと受粉が上手くいかないと思っています。

冬瓜もモタツイテいます。
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雄花ばかりで、雌花が出ませんでしたが、ようやく一花目の雌花が咲きました。

今回自分で育てて初めて気づきましたが、カボチャも冬瓜も株元に近い雄花が咲いた後に、ツルの雌花が咲く様に思います。
また、摘心してツルをコントロールするなどとも聞きますが、延びている内に親ツルも小ツルも孫ツルも見分けがつかない位ゴチャゴチャになって難しい・・・。

トウモロコシも順調に育っています。
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こちらは雌花のヒゲが出始めたので、雄花を切って、複数の雌花に受粉させています。
カボチャと違って、雌雄の時期が一致しているので良いです。
アワノメイガ駆除も兼ねて、毎日1本の雄花を切って複数の雌しべに受粉させていこうかと思っています。



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サツマイモは3本の苗の地上部が一時は全部枯れて、駄目かなと思いましたが復活し、全苗がツルをのばし始めました。

市民菜園で借りた区画全体が緑で覆われて、菜園らしい雰囲気になって来ました。
普通に眺めていると徐々に変化しているようですが、何か狙いを持って見ていると毎日大きく変化しているようでもあり、毎朝の菜園覘きが楽しみです。


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自宅近くの鉄道斜面の野イチゴも食べ頃になって来ました。
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真っ赤に熟したその実は、栽培しているラズベリーに劣らず美味です。
2015-06-14 

梅雨の雨間に

いよいよ梅雨入りて渓の渇水は解消したでしょうか。
雨降りの渓は釣には良いですが何か怖くて、適正水量で雨は切れそうな時を待っていました。
15mmの累積雨量が有った翌々日の雨直前の曇り空の下、支流山間部で竿を出しました。

この日はバイオでの提灯テンカラモドキの動画を撮るのも目的の一つでした。

ユーチューブ動画の44秒位に岩魚がバイオめがけてジャンプする所が見えますが上手く餌を咥えられませんでした。
フック出来ず、その後も水面をバイオで叩いて誘いましたが駄目でした。

提灯テンカラモドキは失敗しましたが、餌での岩魚釣りは極めて順調でした。
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梅雨の合間だけあって、型も数も文句なしです。

最大の26㎝。
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この岩魚君、帰って行く時も暫く溜りに留まって、その後深みへといきました。

最小の6㎝。
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このチビ岩魚君、チビサイズの更新をしようと、瀬脇の小さな岩影を狙って釣り上げたものです。

最大も最小も今季記録にはなりませんでしたが、岩魚に楽しく遊んでもらえた半日でした。



この日も山道帰りで見送ってくれる動物がいました。
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メスのキジですが、近くに寄ってもなかなか逃げません。
以前、見送ってくれたウサギと同じで、写真撮影が終わると同時に山に帰っていきました、可愛いかったです。
2015-06-12 

釣用水温計

渓釣りに長年使っていた水温計。
先日、ポケットから落下して岩に当たった衝撃で割れてしまいました。
ステンレスの保護管に納められて、紐でベストからぶら下げてあったのですが、ベストのポケットから転げ出た時に紐の長さ以下の所にあった岩にぶつかりました。

水温計は必要なので調べたら、釣用の物は1300円もします。
今迄同様にステンレス保護管に入れてあるのですが、同種では芸が無いので、今回は自作しました。
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100均での購入品で、総費用税込216円です。

水温計本体は100均の熱帯魚用です。
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そのままでは、液溜り部が簡単に割れるので、今回はクラフト用の銅パイプが入っていた透明硬質樹脂管に入れてみました。
ステンレスよりは弾性があるので耐衝撃性は向上しないかと思っています。

ポケットから出た時に、紐の長さの分だけ落下して衝突した事への対応です。
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同じく100均のピンオンリールに水温計を付けました。
引き出すと70㎝の長さがありますが、これなら紐の様に落下する事はありません。

所が、水温計が巻き取られてしまって、立ったままでは水温計を流れに入れられません。
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そこで、ピンオンリールの非駆動部にM3皿ビスを付けました。
垂らす時は、皿ネジの頭部分に紐を一巻すれば、巻取りを止められます。

使うイメージは、こんな感じです。
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普段は左側の状態で、腰付近にピンオンリールのフックで吊るして納めておきます。
水温測定する時は、ピンオンリールから紐を出して、先の皿ネジ頭に絡めて固定し、水温計を水中に入れて測温します。

100均の水温計なので精度が不安ですが、室温は高級品?より0.5℃ほど高く出ています。
氷を浮かべた水の温度を測ると、2分後に3℃を示すのでまあまあでしょう。


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今週の梅雨入りとともにアジサイも盛りとばかりに咲いています。
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ブラックベリィも漸く黒味を増してきました。
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赤くなり始めてからここまでで2週間かかりました。
もっと黒くなる?と思って今暫く様子見です。

2015-06-10 

フェルト張替

例年、水温が8℃を過ぎる頃にウエイダーを脱いで、鮎タビに切り替えています。
その鮎タビは年間5カ月ほど使っており、今年は鮎タビの底フェルトの張替の年です。

本当は山道を歩く時には、その都度トレッキングシューズに履き替えれば良いのでしょうが、大抵はスヤクッテ(手を抜いて)、そのまま鮎タビで砕石や舗装の山道を歩いてしまうのでフェルトの摩耗が激しいです。

プロに頼めば良いのでしょうが、新品を買った方が良い位の高額な為に自分で張替えます。
自分でやれば、材料費はフェルトシート2/3枚と接着剤1.5本で2300円です。

先ずは摩耗フェルトの剥がしですが、今回はドライヤーで予熱します。
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本当はファンヒータの吹き出し口に底を向けておいて15分位温めると、ヘラで口を開けた後にフェルトをプライヤーで挟んで一気に剥がせるのですが、ファンヒータを仕舞ってしまった今回は熱風範囲の狭いドライヤーなので片足を3回に分けて剥がしました。

次に、仕上がりに大きな影響を与える鮎タビへの詰め物です。
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ここで、はち切れるほど新聞紙で詰め物をして、鮎タビ全体をパンパンにして、この後の接着加工で十分な圧着力が掛けれるようにします。

ブーツ底の磨きです。
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ヤスリとサンドペーパを使って、ブーツ底のカスを取り除きます。
特に角の所は前の接着剤が堰状に残っているのでヤスリで綺麗に取り除きます。

ブーツ底のゴム剥がれ部の補修です。
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この後、フェルトをシッカリ貼り付けても、ブーツ側のゴム底に亀裂や剥がれがあると、その剝れゴム部からフェルトが剥がれます。
フェルトを剥がす時に切れ剥がれてしまったゴムの下にゴムボンドを入れて半乾きにし、小型ハンマーで十分に叩いて、ブーツ底の部分補修を確実にし、ゴム底強度を確保しておきます。

替えフェルトの切り出しです。
価格が安い阪神素地の30㎝角12tの板状フェルトから3枚分のフェルトソールが切り出せます。
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ブーツから写し取った型紙で輪郭線を描いた板状フェルトから、替えフェルトを切り出します。
フェルトの下に10mm程の硬質スポンジを置いて、カッターナイフの刃先を使って、3回に分けて順次切り深くして、最後は硬質スポンジに刃先を食い込ませながら切ると簡単綺麗に切れます。
カット済の高価なフェルトソールを買わなくても十分です。

ブーツ底とフェルトにタップリのゴム系接着剤を塗ります。
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ゴム系接着剤はコニシのG17で十分と言う人もいますが、価格的にそれ程の差は無いので、乾き具合が緩やかで扱いやすいリバレイボンドを使っています。
左右の靴で、1.5本(150㏄)を使い、ブーツ底とフェルトの両面にヘラでしっかり押さえつけながら塗り広げますが、ブーツ底の角付近には盛り上げて塗って、この後の接着の時に必ずはみ出るだけの量を確保しておきます。

この季節で10分程置いて、接着剤を軽く押しても表面が指につかない程には固まった所で、貼り合わせます。
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張り合わせた所でフェルト側をハンマーで叩いて圧着させ、次に布製ガムテープを底から甲方向にキツク引張り上げる様に貼ってから、2度目のハンマー叩きをすると布製ガムテープに少し緩みが出るので、更に布製ガムテープをキツク重ね貼ってフェルトとブーツ底の密着を確実にします。

気持ちの問題だけでしょうが、フェルト面を上にして爪先を下にして24時間放置して接着剤の硬化を進めます。
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ガムテープを剥がした後に点検し、更に24時間放置して硬化を確実にしてから、鮎タビに足を入れます。

張替え完成品です。
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クランプに使った布ガムテープの白い粘着剤が接着付近についていますが、ブーツ側に転着する程にフェルトと靴底を押し付ける事がミソです。
タビの中に新聞紙で詰物をして鮎タビをパンパンにする事と、ゴム底だけの修理に1回ハンマー圧着し、フェルト貼付後も2回に分けて都合3回に分けたハンマー圧着をする様にしてからは、フェルト剥がれは起き無い所か、フェルト張替で剥がす時にゴム底の方が破れる程になりました。

フェルトの張替は渓釣をしている人なら誰もやっている事でしょうが、先輩諸兄のエエ所取りしたやりかたを改めて記録しました。



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6月に入って少し気温が下がった時もありますが、確実に夏に向かっています。

庭菜園のラズベリーは庭で遊ぶ幼児のおやつになっています。
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家の横の田植えが済んだ田にも鴨が来て、のんびりと泳いでいます。
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自然災害は神仏のなせる業かも知れませんが、この豊かで平和な国が孫・子の代までも自主独立した平和民主国家でありつづけて欲しいものです。
2015-06-08 

南アルプスの麓で

先般、リコプテラさんの記事で非常に魅力的な川が紹介されていました。
南アルプス麓に展開する伊那市山間部の川です。
実は、天竜川左岸側の支流には入った事が無いので、この日はトレッキングシューズとトレッキングポール2本のハイキングスタイルで川の様子見です。
もちろんデイパックには小継竿を入れて、らしい場所があれば竿を出せる準備はしていきます。

夜明け前の4時に家を出発し、国道153号線をひたすら北上して、駒ケ根市から国道を離れて南アルプスの麓へと向かいました。
入口ゲートに着いたのは7時頃でしたが、既に数台の車がありました。
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ナンバーは湘南,名古屋,岡崎,岐阜,松本と各地からで、この川の人気ぶりを物語ります。
肝心の入口ゲートの写真は撮り忘れました。
入り口ゲートの右脇には、人が通れる幅40㎝×高120㎝程の鉄枠があります。

リコプテラさんの記事と、事前リサーチで、この入口ゲートから南アルプスの登山口になる15㎞先の奥ゲートまでがこの日の様子見予定です。
事前リサーチでは、入り口ゲートから奥に定住者はいなくて、山道は最奥までは25㎞程も続いているようです。

入り口から暫くは谷が非常に深くて、入渓には相当な危険と困難が予想されました。
そんな深い谷も進むにつれて徐々に浅くなっていきましたが、7~8キロは谷上の林道が続いてます。
かなり浅くなってからの谷の様子です。
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実に綺麗な谷で、杉やヒノキの人工林ではなくて自然林に囲まれた景色です。


途中にはこんな橋も。
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鉄製の立派な歩道です。
この橋一つでも立派な観光スポットになりそうです。

そして、途中には林道から覗ける、こんな小沢も。
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いい感じですが、水の色が何か違う気もします。

ブログに載っていた慰霊碑も。
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手を合わせて通過です。

同じくブログに載っていた道を塞ぐ大岩も。
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この大岩、転がってきた跡も見当たら無いし、ドスンと落ちてめり込んだ形跡も無いし、そっとその場に置いたようにいます。
わだちを跨ぐ様に鎮座している不思議な岩です。

発電所も通過します。
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この発電所の2~3㎞手前あたりから、道と川の高さはほぼ同じで、簡単に入渓できます。

川は間近に見えます。
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が、川の表情からはかなりの暴れ川の様です。

モバイルPCに入れた山旅ロガーでチェックしながらヒタスラ進み続けると、10時頃に奥ゲートに到着。
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ゲートの右脇には登山届を入れるポストが置いてあります。
ゲートの左脇には人が通るための幅50㎝×高120㎝×長1m程の通用門があります。

あちこちキョロキョロしながらも、比較的順調に奥ゲートまで歩けたので、この奥の有名なM淵も覗いてみましたが、確かに誰にでも分り過ぎる程の素晴らしい落込み~淵が続いています。
逆に言うと、道路から丸見えの連続淵は、道と川までの高さも怖気づくほどでは無くて、誰でも迷わずに竿をだしそうです。

一方、奥ゲートへ向かう迄の林道には実に多数の重機が置かれ、林道にはダンプの擦れ違い場所が数百mおきに設置されています。
更に、林道沿いに工事場所案内看板が何種類かあり、奥ゲートの更に奥にも使っている工事小屋があり、川に大きな影響を与える道路や堰堤の補修や工事が複数個所で日常的に行われている様です。
釣に入った日にどんな工事をしているかの予測は困難ですが、釣への工事影響は大きいと思われます。
入渓する前に上流の工事状況把握するのは無理としても、コンクリ打ちや水流変更など当日の工事影響可能性を覚悟して、魚活性次第の臨機応変な見切りで、更に上流や沢への場所移動も必要な釣になりそうです。

渓釣は、この日は様子見なので1カ所10分までと決めて、帰り道には目星をつけておいた何カ所かで竿を出してみました。
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自然林に囲まれた南アルプスの麓の川で竿を出すのは実に気持ちが良いです。
まるで、奥上高地・横尾で竿を出せていると錯覚するほどの景色です。

これ程の素晴らしい景色の元では人気河川になるのが当然で、入口ゲートから15㎞以上も奥に入ったにも関わらず魚影は思ったよりは濃くなくて、魚の警戒心も高いのか、入食いでは無くてポツポツと掛けれるといった所です。
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ヌメリの強い綺麗な魚体です。

また、岩魚が居付けそうな底岩は何処にでもあるので、棲家を守って潜んでいるよりは比較的流れがおちついた所に定位している傾向で、太過ぎない糸でジックリ探れば数も稼ぐ事も難しくはないと思います。

でも何といっても、川が広くて長いので、大場が無数にあります。
道路から見えた大場の内で、アプローチし易くて竿抜けになりそうな大場の一つに降りて、竿を出した結果です。
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やはり残って居ました35㎝の尺上岩魚。
スレ岩魚対応の0.3の糸だったので、下流側に数m誘導して岩の間の小石の上ににズリ上げて取込みました。
狭い岩隙間の小石の上で跳ねている時に、尾びれ上端が傷つき可哀そうな事をしました。
原種のヤマトと言うには白斑点が多い魚体ですが綺麗な体形で、流れに戻すとフラフラと淀みに向かって泳いで行きました。

奥ゲート付近までの印象では、8m程の本流竿が充分に振れる川幅なので気配を殺して軟調長竿でスレ岩魚を攻めるのが有利そうでしたが、ゲートからの移動距離を考えると6m程で仕舞寸法50㎝前後の小継竿が現実と理想との妥協点かも知れません。

川の魚影が必ずしも濃くは無かったので、途中の何カ所かの小沢にも入ってみます。
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いい感じの落ち込みもありますが、全く反応がありません。

水の色と沢のにおいも、何か違和感を感じました。

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小沢の一つにはこんな看板もあり、小ダムの影響で小沢には魚が居ないのかも知れません。

しかし、小沢には綺麗な花があちこちで咲いています。
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花の形と色合い、そして葉とのバランスも良い魅力的な花で、帰宅して調べたら九輪草と言うそうです。

そんなかんだと寄り道しながら入口ゲートに戻り着いたのは自宅夕食にギリ間に合う15時で、気持ちの良いハイキングでした。
この川の渓魚も綺麗ですが、山の木々も非常に美しくて、山道の勾配も緩やかで、山道保全もされており、南アルプスの自然真っ只中で釣遊べる素晴らしい川です。

ただ残念ながら、自宅からでは車とゲートからで片道6時間の往復12時間もかかって、竿を出せる時間は僅かです。
本気で釣るには尾張からでは泊りでの釣行が必要で、駒ケ根か伊那に別荘が欲しくなる程の川でした。