観客動員のデータを調べていていつも釈然としないのは、地方球場での試合だ。
MLBでは日本など海外での興行を除き、公式戦は本拠地球場で行う。他球場でやることはあり得ない。
しかしNPBでは、本拠地以外の球場でも公式戦を行う。
例えば今季巨人は、東京ドームでは64試合しかしない。前橋、宇都宮、郡山、松山、富山、金沢の各球場で1試合、京セラドーム大阪では2試合主催試合を行う。
ソフトバンク・ホークスも、鹿児島、熊本で1試合、北九州で2試合、東京ドームや京セラドーム大阪でも主催試合を行う。
オリックス・バファローズは、京セラドーム大阪で56試合、ほっともっとフィールド神戸で15試合、そして京都のわかさスタジアムでも1試合行う。
なぜか千葉ロッテ・マリーンズは、ここ10年ほどはQVCマリンフィールド以外では主催試合をしていない。
地方球場で公式戦をするのは、地域の人々へのサービスだということはわかる。
日頃、テレビでしか見ることができないプロ野球を、生で観戦できるのは、良いことだとは思う。
しかし巨人が京セラドーム大阪で主催試合をしたり、ソフトバンクが東京ドームで主催試合をするのは、歴史的に見ても根拠に乏しい。応援する側にしても、いつもと違うサイドで応援するのは勝手が違うのではないか。
また、地方球場の主催試合は、昔と違って満員になるとは限らないのだ。
今年の群馬県立敷島野球場での巨人主催試合は、1万5827人、2万人収容の球場で空席があった。火曜日の試合ということもあるが、昔のように学校や職場を休んで駆けつけるファンはそれほどいないのだ。
こうした地方での主催試合は、ウィークデーに組まれることが多い。主催チームにしても、キャパの小さい地方球場での試合は、それほどやりたくないのだろう。ありていに言えば、お義理で続けているのではないか。
また、地方球場での試合は施設の不備が問題になることがある。
昨日の、大宮球場での西武―ソフトバンク戦では李大浩の明らかな本塁打が、審判の判断でファウルになった。ポールの数メートルも内側の子供がボールを拾っていたのに、ビデオ判定の設備がなかったから、チャレンジもできなかった。
こういう球場では、特別にグランドルールが設けられるからルール違反ではないのだろうが、本来あってはいけないことだと思う。
球団側もそれほど乗り気ではない地方球場での試合は、廃止しても良いのではないか。設備の整った本拠地球場で主催試合をする事にすれば良いのではないか。
そしてその代わり、フランチャイズを設定した地域の他の球場では、二軍戦をもっと積極的にやればいいのではないか。
二軍戦は、積極的に興行しているチームもあるが、中には無料でやっている球団もある。
西武のように客席らしい客席もないところや、阪神のようにスタンドでの飲食禁止のところもある。そういう球団は、試合を客に見せる気がないのだ。

プロである限り、お客にプレーを見せてなんぼのはずだ。二軍戦も興行としてしっかりやるべきだ。
若手の球団職員は、二軍で集客のノウハウを身につければいいとも思う。
また、近頃実力をつけてきた独立リーグとの交流戦も積極的にやるべきだ。
昭和中期には、二軍戦も立派な野球興行だった。若い選手の溌剌としたプレーが、時には1万を越すお客を呼んだこともあるのだ。
もちろん試合は週末に組むべきだ。そして家族連れで楽しんでもらえるイベントも企画すべきだ。
そうすれば地方球場も、二軍戦も活気付くと思うのだが。
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しかしNPBでは、本拠地以外の球場でも公式戦を行う。
例えば今季巨人は、東京ドームでは64試合しかしない。前橋、宇都宮、郡山、松山、富山、金沢の各球場で1試合、京セラドーム大阪では2試合主催試合を行う。
ソフトバンク・ホークスも、鹿児島、熊本で1試合、北九州で2試合、東京ドームや京セラドーム大阪でも主催試合を行う。
オリックス・バファローズは、京セラドーム大阪で56試合、ほっともっとフィールド神戸で15試合、そして京都のわかさスタジアムでも1試合行う。
なぜか千葉ロッテ・マリーンズは、ここ10年ほどはQVCマリンフィールド以外では主催試合をしていない。
地方球場で公式戦をするのは、地域の人々へのサービスだということはわかる。
日頃、テレビでしか見ることができないプロ野球を、生で観戦できるのは、良いことだとは思う。
しかし巨人が京セラドーム大阪で主催試合をしたり、ソフトバンクが東京ドームで主催試合をするのは、歴史的に見ても根拠に乏しい。応援する側にしても、いつもと違うサイドで応援するのは勝手が違うのではないか。
また、地方球場の主催試合は、昔と違って満員になるとは限らないのだ。
今年の群馬県立敷島野球場での巨人主催試合は、1万5827人、2万人収容の球場で空席があった。火曜日の試合ということもあるが、昔のように学校や職場を休んで駆けつけるファンはそれほどいないのだ。
こうした地方での主催試合は、ウィークデーに組まれることが多い。主催チームにしても、キャパの小さい地方球場での試合は、それほどやりたくないのだろう。ありていに言えば、お義理で続けているのではないか。
また、地方球場での試合は施設の不備が問題になることがある。
昨日の、大宮球場での西武―ソフトバンク戦では李大浩の明らかな本塁打が、審判の判断でファウルになった。ポールの数メートルも内側の子供がボールを拾っていたのに、ビデオ判定の設備がなかったから、チャレンジもできなかった。
こういう球場では、特別にグランドルールが設けられるからルール違反ではないのだろうが、本来あってはいけないことだと思う。
球団側もそれほど乗り気ではない地方球場での試合は、廃止しても良いのではないか。設備の整った本拠地球場で主催試合をする事にすれば良いのではないか。
そしてその代わり、フランチャイズを設定した地域の他の球場では、二軍戦をもっと積極的にやればいいのではないか。
二軍戦は、積極的に興行しているチームもあるが、中には無料でやっている球団もある。
西武のように客席らしい客席もないところや、阪神のようにスタンドでの飲食禁止のところもある。そういう球団は、試合を客に見せる気がないのだ。
プロである限り、お客にプレーを見せてなんぼのはずだ。二軍戦も興行としてしっかりやるべきだ。
若手の球団職員は、二軍で集客のノウハウを身につければいいとも思う。
また、近頃実力をつけてきた独立リーグとの交流戦も積極的にやるべきだ。
昭和中期には、二軍戦も立派な野球興行だった。若い選手の溌剌としたプレーが、時には1万を越すお客を呼んだこともあるのだ。
もちろん試合は週末に組むべきだ。そして家族連れで楽しんでもらえるイベントも企画すべきだ。
そうすれば地方球場も、二軍戦も活気付くと思うのだが。
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1962年D.ニューク、全登板成績【1試合ファンサービスでの登板】
D.ニューク、全本塁打一覧|本塁打大全
一方、楽天や日本ハム、ソフトバンクなどは地方球場の開催に意義を見出しているので、続けるべきです。楽天は6/23郡山で、6/24山形で主催試合を行いましたが、いずれもチケット完売・満員御礼でした。6/23長野オリンピックスタジアムでの広島vs阪神戦は黒田博樹先発ということもあったかもしれませんが、あの雨中の中、2万人を集めたものは大したものだと思いました。
>地方球場での試合は施設の不備が問題になることがある。
これは本拠地球場でも問題になっていますよ。いつだったか、ハマスタの本塁打のビデオ判定で、モニター画面が小さくて良く分からなかったというお粗末騒ぎもありました。
記録好きとしては地方球場のスピードガンはアテにならないので、ストレスが溜まります。MLBのようにPitch f/xが導入され、そのデータが広く公開されるような日がくれば、地方球場での開催も減っていくのでは?と思います。