人妻静留さん36
「―――あら、お帰りなさい。
こないな時間に帰って来はるなんて珍しおすなぁ」
旦那に声を掛けられた静留は淀みなくそう言い切った。
その顔は、はんなりとしたいつもの笑顔である。
豹変とまではいかないが
そうして怖いと思う位綺麗に仮面を被った静留を
目の当たりにしたなつきは、思わず生唾を飲んだ。
一方の旦那はそうとは知らず
〝いつもの笑顔〟 を向けられて安心し、ふっと微笑む。
そんな旦那の意識は、当然のようになつきに向けられる。
「所で……その子は誰なんだい?」
「うちの女どす」
静留はキッパリとそう言い切った。
故に旦那はポカーンとし
なつきは慌てたように静留を見た。
思わず腕を引っ張って非難するが
逆に静留はその腕を取り、そして手を握り締めた。
「ふふっ、そない驚いた顔しはって。
ちょっとした冗談どすえ♪
ほんまはこの子、お隣さんどしてな。
実は普段からようして貰っとるんよ。 ……なぁ、玖我さん?」
玖我さん。
それは久し振りの呼び名だった。
今ではもう当たり前のように呼び捨てにされていた為
今更のソレに、なつきの反応は一瞬遅れた。
しかしそれだけが理由ではなかった。
静留がこちらに向ける視線の奥に
物悲しさが溢れている事に気付いたからだ。
それに、握られた手には乞うようにして力が籠められている。
静留だって、好きでそう呼んでいる訳じゃない。
いくら嫌でも……その気持ちを踏みにじる事は、出来ない。
そう覚悟したなつきは旦那を改めて見詰めた。
「はい、そうです。
いつも藤乃さんにはお世話になっています」
無理に作った笑顔は、きっと酷く歪なんだろう。
そんな事を思って何処か怖いような気持ちで
なつきは旦那の反応を見た。
「そうだったんですか。 初めまして、私は静留の夫です。
……お隣さんだったのに今まで会わなかったなんて
なんだか不思議な感じですね」
旦那が苦笑するかのように笑った。
その笑顔に、なつきは苛立った。
静留の事がなければ
普通にそうですねと言って笑い返している所だが
どうにもその姿を見ているだけで胸の辺りがムカムカするし
言ってしまえば、殴り付けたい気持ちで一杯だった。
しかし、それを制するように静留が視線を送って来る。
本当は静留だって無理をしている筈なのに、だ。
その気持ちを察して今はなんとか堪えているが
コレは後で何かしらして発散しないと
明日の目覚めが悪い事は確実だった。
そもそも今日寝れるかどうか判らないが。
「でも、意外だな。
こんな可愛い子を静留が捕まえていたなんて」
「もう、いけずな事言わんといておくれやす」
「ははっ。
でもホント、こんな愛らしいお嬢さんが、お隣さんだとは思わなかった」
「いや……そんな」
「あきませんえ? 玖我さんが困ったはるやないの」
「おっと、禁止令が出ちゃったら仕方ないな。
あぁでもそうだ、良かったら今夜はうちでご飯でもどうですか?」
静留はどうしてこんなにもスラスラと言葉が出て来るんだろう。
そんな事を頭の何処かで思いながら
早くこの時間が去らないかと願っていたら
いきなりそんな申し出が飛び出て来た。
それになつきは一拍子遅れて 「……えっ」 と言葉を漏らす。
静留も同じように驚いた顔をしていて
咄嗟に何か言おうと口を開いたが、その前に旦那が喋り出した。
「自慢じゃないんですけど
静留が作るご飯はとても美味しいんですよ。
それに普段からうちのに
良くして貰ってるみたいですし……どうですか?」
「え、あ……いや、その」
「遠慮だったらしなくて構いませんよ。 なぁ、静留?」
「あ……はい。 せやけど、ほら、玖我さんの都合もありますし、な?」
そして二人の視線がなつきに集中した。
二人とも答えを待っているのだ。
旦那はYESを、静留はNOを。
その二択に、なつきは吐きそうだった。
答えは決まっているが
色んな感情が胸の中で渦巻いていて
もうとてもではないが平然とした顔を維持していられそうにない。
だからなつきは、咄嗟に口を開いた。
「すみません、私、これから用事が、あるので」
ぎこちなくそう断ったなつきの答えを
旦那は 「そうか」 と少し残念そうに受け入れた。
「出掛ける所だったんですね、それは邪魔をして申し訳ない」
「いえ……。 でも、少し急いでいるので、私はこれで」
そう言いながらなつきは一礼して歩き出した。
そしてそれはすぐに駆け足になって
次の瞬間には、もう角を曲がってその姿が見えなくなってしまった。
「……シャイな子なのかな?」
「……えぇ、あの子ぉは少し、人見知りなんよ。
っさ、うちに入りましょ。 大急ぎでご飯、作りますさかいに」
「あぁうん」
そうして旦那を家に押し込めた静留は
チラリと渡り廊下を一瞥した。
もう誰も居ない其処をしばし認めると
静留は刹那に扉を閉めてその光景を遮断した。
―――堪忍、な。
脳裏では、なつきが泣きじゃくっていた。
蹲っているその華奢な身体を今すぐ抱き締めたかった。
好きだと、愛していると囁いてその涙を拭ってあげたかった。
でも、それが出来ない。
心臓が潰れそうな位に苦しくて
やり場のないその憤りが、ついに唇を噛み切った。
ツ……と流れる赤いソレに気付いて咄嗟に口を押えて拭うが
こんな痛みでは渦巻く感情は誤魔化せない。
だから静留は、靴を脱いでリビングへと向かっている旦那の後ろ姿を
きつく睨み付けていた。
人妻静留さん35
時間と言うのは無情なものであり
あっと言う間に二人を引き裂きにやって来た。
「なぁ……本当に、もう行くのか?」
「堪忍、もうそろそろ迎える準備しとかんとあかんさかいに……」
名残惜しくて呼び止めて来たなつきに
静留は本当に申し訳なさそうにそう謝罪した。
そんな二人は玄関先に立っており
また指を密かに絡ませ合っていた。
「なつき」
「なんだ?」
「呼んだだけどす♪」
「ふふっ、なんだソレは」
そう言って笑い合う二人だが
無理をして作っている笑顔だと言う事は、お互いに判っていた。
蛍光灯に照らされる二人はなんとも言えない雰囲気を纏っており
ただ無言で絡み合う指先を眺めている。
「……なんか、ごめん。
私より、お前の方が辛いのに……こんな」
「どっちが、とかありませんえ。
うちも、なつきも……辛いんは、お互い様どす」
「そう……か」
「そないな顔せんといて。
せや、明日のお弁当は何がよろしおす?
なんでも好きなもん、入れてあげますえ」
「む……お前、私を食べ物で釣ろうとしてないか?」
「あら、バレてしもた」
「全く……」
呆れたようには言うものの
なつきの表情はとても柔らかかった。
そんななつきを見て、静留は心の中でぽつりと零す。
堪忍な……と。
さっさと身の振り方を決めなければいけないのに
それが出来ないでいるから
こんな現状を享受し続けなければいけないのだ。
なつきは賢くて優しい子だから
無理に結論なんて求めて来ないだろうが
それはそれで心苦しいのだ。
そう思うからこそ、静留はなつきを見詰めた。
「あん、な……もうちょっとだけ、うちに時間をくれへんやろか。
旦那の事もありますけど、何より家の事がありますさかい
簡単には決められへん事がぎょうさんあって……
けど、近い内に必ず答え出しますさかい
それまで、もう少しだけ待っといておくれやす」
それは切実なお願いだった。
敢えて口にせずとも判っていた事だけれど
それでもやっぱり、ちゃんと言葉で伝えておきたかった。
ずっとこのままにしておくつもりはないと。
そして心はなつきの元にあると。
そんな静留の言葉に、なつきは表情を柔らかくした。
「判った。 でも、無理する事はないから。
静留がちゃんと考えて結論を出せるまで
私は此処でずっと待ってる。
それがどんな結果でも……私は受け止める」
もしかしたら別れの言葉を告げられるかもしれない。
けど、考え抜いた結果、静留がソレを望むなら仕方ないと
なつきはもうそんな覚悟を決めていた。
しかしその顔は、酷く歪んでいた。
そんななつきに対して、静留はハッとした。
そして、泣きそうな顔をする。
「……うちは、あんたの事が好きどす。
例えそうなっても、それだけは変わりありません。
これだけは、忘れんといて」
絡ませ合っていた指は、いつしかその手全体を握り締めていた。
そうして静留の想いを聞き届けたなつきは、思わず苦笑する。
「ばか。 そんな風に言われたら、未練が残るじゃないか」
「やて……うちがほんまに好きなんは」
「静留」
最後まで言わせないように名前を口にしたなつきは
シニカルに笑いながら首を小さく左右に振った。
「あまり外では……な。
でも、ちゃんとソレは、判ってるから」
「なつき……」
何処までも自分を気遣ってくれるなつきに
静留は今すぐにでもキスしたい気持ちで一杯だった。
そして思わず身を寄せた瞬間だった。
「―――あれ、静留? そんな所でどうしたんだい?」
その声は男性であり、ソレ聞いた刹那、静留の時間は止まった。
そんな静留を見たなつきは、静留の肩口からその背後を見た。
そして見知らぬ男性を見付ける。
スーツ姿にカバンと言う格好から、今が仕事終わりだと言う事が判る。
何より、静留の事を呼び捨てにした。
その事から、なつきはもしかしてと静留を見た。
いつもは余裕を秘めた赤い瞳が凍り付いており
なつきの心は、カッと熱くなった。
そうか……アレが、あいつが、静留の旦那、か。
嫉妬心を大きく煽られたなつきは
つい鋭い視線で旦那を睨み付けてしまう。
そうして静留の向こう側に居る少女に睨み付けられた旦那は
いきなりの事で一体なんだと動揺しつつ
未だ背中を向けている静留に
「お、おい……?」 と声を掛けるのだった。
できたー
皆様、こんばんは。
やーっと完成させられた朔夜です。
何が、と言うと電子書籍の表紙どすっ!
そしてこれがそうどすっ!
どうどすっ!
気持ち少しだけ公式っぽさを意識したんどすっ!
(それはそうと静留さんのこの髪の毛の量
湿度高いと爆発しそう←)
まぁまだ微妙に気になる所があるので微調整しますが
全体的にはもうこれで決定しようかと思います。
後は背表紙ですが……これは要らないかなぁw
どっちみち完成までまだまだ掛かるので
その時になったら考える事とします。
残るは挿絵と本文を頑張るだけですねぇ……
あぁ遠い遠い。 (苦笑)
それはそうと。
昨日Twitterの方でちょっと盛り上がったのですが
次のシリーズが終わったら未亡人静留さんをやりたいなぁと思っています。
……微妙に続きますね、人妻系が。 (笑)
まぁ人妻静留さんの今後をどうするか……
と言う過程で出て来た設定なので仕方ないっちゃ仕方ないですが。
で。
イメージとしてはこんな感じです。
概要としてはなつきと養子縁組して日々楽しく過ごしていたけど
なつきが病死or事故死してしまって逝去。
藤乃側の人間を呼ばない密葬にて
なつきとよく似たナツキを見掛けて静留さんドッキーン、と言う感じですね。
あ。
父親と愛人(外人)との間に出来た異母姉妹設定……コレオイシイッ
沙江子の血がないのになつきと似すぎな感じではありますが
もうこの際、そう言った細かな所は無視しよう……。 (笑)
で。
フローズンと言う漫画の主人公みたく
ナツキをハッキリキッパリとした性格にしようかなーと思っています。
こう、好きだと自覚した時点で
そのまま静留の家に突撃する位の猛進さがあればな、とw
まーまずは次回作の事を考えないといけないし
第一、現行のシリーズをなんとかする方が先って言うねw
と言った所で拍手お返事ですっ!
パチパチだけの方も、いつも本当にありがとうございます^^
無記名様。
喜んで下さって嬉しい限りです^^
でもちょっとまた詰んでしまいまして……
少し更新頻度が落ちると思います。 (汗)
それに此処まで生っぽい感じに落とし込みましたし
このディープさをちゃんと生かせるように頑張りますので
続きをゆるーく待っていて下さると嬉しいですw
ではっ、そろそろ失礼して作業をして来ますっ!
人妻静留さん34
自分よりも一回りは上なのに
まるで子犬のように甘えて来る静留に
なつきは知らず微笑を零していた。
その頬は赤い。
そんななつきはぽつりと呟く。
「なんか、こう言うのってむず痒い」 と。
それを聞いた静留はくすりと笑う。
「かいらしいなぁ」
「お前はまたそうやって、可愛いだとか……」
「恋人が可愛くあらへんおなごなんておりませんえ?」
その言葉に、なつきはぐっと言葉を詰まらせた。
確かに恋人が可愛く見えない訳がなかったのだ。
現に、なつき自身がそうなのだから。
そんななつきの鼓動は高まり
胸に耳を当てていた静留は瞳を細めた。
自分よりも少し小さな背。
すらりとした華奢な身体は
抱き締めれば腕を交差させる事が出来る。
他の女の子と比べれば力はある方だが
それでも男性程は強くはない。
―――玖我なつきと言う、年下の可愛い女の子。
その存在の全てが愛おしい。
背徳感から来ているモノもあるのかもしれないが
愛おしく感じる気持ちに微塵の嘘はない。
こんな女を抱き締めてくれるこの子の全てが欲しい。
そして自分が持っている全てをあげたい。
言ってしまえば、一つになりたかった。
でも、出来ない。
目に見えないしがらみが纏わりついていて
それを振り払えずにいるからだ。
そして振り払う事に躊躇っている自分がいるからだ。
果たして何もかも捨ててなつきの事を選べるのだろうか。
好きだと言う気持ちに嘘はないが
そう言った現実的な問題を前にすると、途端に口籠ってしまう。
それに……。
心の中でそう呟いた静留は
視線と共にそろりと手を下に伸ばした。
辿り着いた先はなつきのお腹であり、そろりと一撫でした。
それになつきは不思議そうな顔をする。
「静留?」 と名前を呼ばれたが
静留はすぐに返答する事が出来なかった。
あんたは……あんたのこの身体は、まだなんも知らん。
せやのにうちが奪ってしまってええんやろか。
女としてのあんたの将来を殺してしもても……ええんやろか。
こんな事を口にすれば
きっとなつきはそんな事はないと否定するだろう。
でも、女同士で結ばれると言う事は、そう言う事に他ならない。
子供と言う存在は妊娠しなくても得る事は出来るが
問題は其処ではない。
女として生まれたのに、生粋の同性愛者でもないのに
自分の為に、その機能の一切を無駄にさせる。
自分はまだ良い。
女として女しか愛せないと自覚しているし
それで良いと納得もしている。
しかしなつきは違う。
男性を愛してその子供を産むと言う未来もある筈なのだ。
その未来を潰して良いのだろうかと考えてしまう。
それだけではなく
ずっと自分を好きでいてくれる保証もない。
考えたくはないし、失礼極まりないと言うのも判っているが
なつきが持ってくれている想いは
思春期特有の勘違いかもしれないのだ。
もしそうだとしたら、これ程怖い事はない。
だって……愛してしもたんやもん。
勘違いだったとしてもそれを手玉に取って独占し続けたい。
自分だけを見続けて欲しい。
自己中心的だとは判っているが
もはやその気持ちから目を逸らす事なんて出来なくて
静留はなつきの肩口に顔をうずめた。
そして涙を流す寸前の迸りを吐息として放出する。
そんな静留に、なつきは戸惑わざるを得なかった。
何を考えているか判らないし、何も言わない。
しかし雰囲気が穏やかではないし
零す吐息はなんだか震えていて
一人で何か抱え込んでいるのだと言う事は
鈍いなつきでも判った。
だからなつきは、静留の頭を撫でた。
先程していたように、優しく。
それは大丈夫だと囁いているかのようで
静留はその気持ちが嬉しくて、じんわりと胸を痛めた。
すると、なつきはおもむろに口を開いた。
「なぁ、静留……。
今はどうしようもない事が多いけど
それでも私は、お前とこうして居られる事が幸せだ。
だから……私の事は、あまり悩まないでくれ」
なつきがそう口にした瞬間
静留はハッとしてその顔を見た。
其処にはとても穏やかな笑みを湛えたなつきが居て
そんな笑顔を向けられた静留は、きゅっと眉を顰めた。
「……そんなん、無理やわ」
静留は唇を噛み締めながら苦しそうにそう答えた。
それになつきは困ったように笑いながら
その唇に親指を当てて、そっとほぐした。
「うん。 でも、私の事で辛い思いは、あまりして欲しくないんだ。
だから……悩むなら、私にも抱えさせてくれ。
だって、私達二人の事じゃないか」
真っ直ぐな瞳を向けてそう言い切ったなつきに
静留は刹那、瞳を見開いた。
年下だし、それにまだ子供だから
自分がしっかりしなければならない。
そう思っていたからこそ、一人で考え込んでいた。
しかし、目の前の彼女はそれを見抜いていて
悩みは一緒に共有しようと言ってくれた。
そしてこの瞬間、ハッキリと判った。
「うち……―――なつきを好きになって、ほんまに良かった」
他の誰がなんと言おうと
なつきを好きになった事に間違いなんてなかった。
そしてなつきがなつきだからこそ、好きになった。
今までもそう思っていたが、改めてそう思えた。
だから、またなつきの事が好きになった。
一体何度惚れさせれば気が済むんだと思った所で
なつきはその頬を赤くさせながらも、ニッと笑った。
「私も静留を好きになって、本当に良かったと思ってる」
照れながらも想いを口にしてくれた事が堪らなく嬉しくて
静留は刹那、もう我慢が出来ないとばかりになつきに抱きつくのだった。
呟いたもの。
皆様、こんばんは。
今日Twitterにて呟いたものを持って来た朔夜です。
なんかね、息抜きしている内に色々出来ちゃいましたw
やり取り形式しかありませんが、良かったらどうぞです^^
静「日本人は生もんに弱おす」
な「え、いきなりなんだ? と言うか生もの?」
静「えぇ。 例えばお刺身とかなんかが、一番ポピュラーやね」
な「はあ……まぁ、スシって言葉が外国で普通に通じる位だしな」
静「けど、生もんを食す文化は日本人位しかあらへんのえ?」
な「え、そうなのか?」
静「諸外国の皆さんは、中毒を怖がって食べはらへんのよ」
な「へぇ……。
けど日本の食品衛生のレベルは凄いから大丈夫じゃないか?」
静「えぇ、その通りどす。
せやからうちらは安心して生もんを食べられるんどす」
な「作ってくれてる人に感謝だな」
静「えぇ、うちもそう思いますわ。
せやけど……っはあ。 やっぱり生もんは怖おすわ」
な「え?」
静「生の方が新鮮で美味しいて思いますやろ?」
な「そうだな。 ……それがどうかしたのか?」
静「うちもその例に漏れず、生もんがえらい好きなんよ」
な「はあ」
静「せやさかい、うちも生のなつきが目の前のおると、堪らへんのどす」
な「……お、おい?」
静「せーだい、頂いてもよろしおす?」
な「なっ……さ、最近生ものは禁止になっただろ!」
静「やけど、抜け道はあるもんやし」
な「ちょ、ちょっと待て、明日も補習があtt」
ガバチョッ
静「生なつき……」
な「い、いきなりなんだ?」
静「いえ、特になんもあらへんのやけど。
なんやえらいええ響きやなぁと思いまして」
な「意味が判らん」
静「まぁそんな訳やし、早速生なつき頂きましょか」
な「え、は、ちょ、ちょっと待っ」
ガバチョッ
な「生なつきがあると言う事は、生静留もあるのか?」
静「!? あ、ありますけど……いりますん?///」
な「いや別に? ふとそう思っただけだ」
静(き、期待を持たせるだけ持たせてそれどすか……!?
あまりに殺生やないんやろかっ)
な「生、生絞り静留……ふむ」
静(!?)
一部しか載せていませんが、どうでしたでしょうか?
この生シリーズは。 (笑)
個人的には最後の生絞り静留と言う言葉が、えらく気に入りましたw
もしこれで本とか出すとしたら
「生絞り静なつ」 ってタイトルにしようと思わず決めたレベルです。
……え、語感がなんか良くないです?ww
とか言った所で今日はこれにて失礼しますね! ( ゚ ∀ ゚ *)