宮内庁担当・伊藤和也、島康彦
2015年6月25日10時57分
きらびやかな宮中晩餐会(ばんさんかい)デビューからわずか3日。秋篠宮家の次女佳子さま(20)は、遠く離れた山口県下関市にいました。一人では初めてとなる地方でのお泊まり公務。学業を優先しながら、公務も精力的にこなす佳子さまですが、「初物」続きに少し緊張しているようにも見えました。
下関での初日となった6月6日。報道陣の前に佳子さまが最初に姿を見せたのは、安徳天皇をまつる赤間神宮でした。ベージュピンクのスカートスーツに、同じ色に合わせた帽子。フィリピンのアキノ大統領を国賓として歓迎した6月3日の宮中晩餐会でもピンクのドレス姿でした。
佳子さまは、集まった大勢の氏子の人たちに丁寧に会釈しながら参道を進み、石段を一段一段上っていきました。その先にある神殿で玉串を捧げて一礼。つつがなく拝礼を終えました。
ところが、神殿を出た後に「トラブル」は起きました。
「ドン!」石段の下で待ち受ける報道陣にも音が聞こえてきました。お付きの職員の人たちがわらわらと走って集まります。その輪の中、苦笑いのような表情を浮かべる佳子さまの姿が見えました。どうやらつまずいたようでした。
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