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ISが聖びょう爆破か 世界遺産破壊も懸念
6月24日 21時32分

ISが聖びょう爆破か 世界遺産破壊も懸念
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過激派組織IS=イスラミックステートは、シリアのパルミラ近郊でイスラム教の聖びょうを爆破したとする写真を公開し、今後、古代ローマ時代の王国の神殿などの跡が残されているパルミラ遺跡も破壊するのではないかという懸念が強まっています。
過激派組織ISは23日、支配下に置いているシリア中部のパルミラ近郊で、イスラム教の預言者ムハンマドのいとこの子孫を祭った聖びょうを爆破したとする写真をインターネット上に公開しました。
写真には数人の戦闘員が爆発物を肩に担いで運ぶ姿や、聖びょうが爆破された瞬間とみられる様子が写っています。
また別の写真にはおよそ500年前に建てられた宗教学者を祭った建物が爆破され、がれきの山となったとみられる様子が写っています。
ISはイスラム教に関する極端な解釈を基に遺跡などの破壊を繰り返していますが、写真が事実ならパルミラ近郊で初めてこうした破壊活動をしたことになります。
このためISが今後、およそ2000年前の古代ローマ時代の王国の神殿や円形劇場の跡が残されている世界遺産のパルミラ遺跡も破壊するのではないかという懸念が強まっています。

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