2015年6月24日21時28分
たま駅長は動物駅長として海外からも注目を集めた。フランスのドキュメンタリー映画にも出演し、米国のテレビ局CNNの取材も受けた。発信力を認められ、とんとん拍子に出世。13年には「社長代理」に昇進した。部下には同じ三毛猫の「ニタマ」もいる。
外国人観光客の増加に伴い、香港や台湾などのガイドブックにも掲載されるなど「招き猫効果」は絶大で、昨年度の年間利用者数は和歌山電鉄になってから過去最高の227万人を記録した。
突然の訃報(ふほう)に世界も反応し、中国版ツイッター「微博」には涙を流す絵文字をアップする人や「謝謝小玉」(ありがとう たま)、「小玉再見」(たま さようなら)などの投稿が相次いだ。
小嶋社長は「和歌山電鉄と全国の地方鉄道の救世主としてこの世に現れたたまちゃんと一緒に働けたことを誇りに思っています」とコメント。偉業をたたえ「名誉永久駅長」として名を残すという。
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