米、マリファナ運転撲滅キャンペーンがはじまる!【動画】
多くの州で進むマリファナの合法化に危機感
飲酒運転の罰則は日本でも2009年改正の道路交通法で強化され、酒気帯びでも50万円以下の罰金、かつ最低でも一発免停で停止期間90日となりました。酒酔い運転なら100万円以下の罰金で、もちろん免取、欠格期間も3年になります。
ところが最近、アメリカで問題になっているのがマリファナの合法化です。現在では23州(およびワシントンDC)で医療用マリファナの使用が認められているほか、娯楽用マリファナについても、2014年初頭に解禁したコロラド州を皮切りに、4州(およびワシントンDC)で合法となっているのだそうです。
「合法なんだから吸うのもやめるのも個人の判断と責任だろ」と言われると反論が難しいのですが、事故となれば巻き込まれるのは他人。マリファナを吸った運転者による危険な事故を防ごうと、フロリダ州に拠点をおくNGO、「We Save Lives」が啓発キャンペーンを開始しました。
それは、マリファナを巻く紙を利用したもの。紙には対向する2台のクルマが描かれており、くるくると巻くうちにどんどん近づいていき、ついには衝突! するとその上に「マリファナを吸うと反応が鈍くなります。車に乗るなら吸わないで下さい。」というメッセージが重なるしくみとなっています。
日本では「ダメ。ゼッタイ。」を標語に薬物乱用防止キャンペーンが行われていますが、マリファナ運転も「ダメ。ゼッタイ。」ということのようです。標語の書かれた紙でマリファナを巻いてみた街の人たちの反応も動画によると上々のようで、けっこう効果的なのかもしれません。
The Weed Advisor