オーロラ:北海道で観測 今年2回目
毎日新聞 2015年06月24日 17時11分(最終更新 06月24日 19時54分)
北海道の一部で23日夜、オーロラが観測された。北海道では3月に11年ぶりにオーロラが観測されており、今年2回目。
なよろ市立天文台「きたすばる」の職員、中島克仁さんが稚内市で撮影した。23日は日中から大きな磁気嵐が起き、オーロラが撮影できる可能性が高いとの情報を得たが、天文台のある名寄市は天候が悪かったため、晴れ間を求めて直線距離で約130キロ北の稚内市まで車を走らせた。
月が沈むのを待ち、天体写真用に改造したカメラで赤っぽく広がるオーロラの撮影に成功した。肉眼では確認できなかったという。
オーロラは太陽から飛来した高エネルギー粒子が地球の大気を光らせる現象で、通常は南極や北極周辺に現れるが、大きな磁気嵐が起きると北海道などでも見られることがある。【伊藤奈々恵】