自転車事故多発編 ナンバープレート義務づけだ 講習会では暴走の抑止にならない (1/2ページ)

★自転車事故多発編

2015.06.24


取り締まりは不快だけど、事故ったら不快だけじゃ済みませんぞ〜【拡大】

 私の知人に、暴走自転車に踏まれて足の小指を折った奴がいる。「イテーッ!」と足元を見たスキに、逃げられてしまった。そういうとき、ナンバープレートがついていれば、逃げようなんて思う奴も減るんじゃないか。自転車危険運転の抑止力にもなる。

 ナンバープレートをつけろというと、またぞろ役人が天下り団体を作るという声が出てくるかもしれない。しかし、このくらいのことをしなければ、傍若無人な暴走自転車の事故は減らないよ。

 警察庁の調べでは、昨年、自転車がからんだ死亡事故は全国で542件あった。その約8割は自転車側の違反だったという。

 この6月1日に道路交通法が改正され、信号無視や酒酔い運転、夜間の無灯火走行、傘をさしたままの運転、イヤホンで音楽を聴きながらの運転、スマホを操作しながらの運転などの危険行為で、3年以内に2回以上摘発された者に、有料の安全講習会が義務化される。しかし、この程度のことで、効果があるのか。

 そんな中、この6月10日、千葉市の横断歩道で77歳のおばあさんが、まさにイヤホンで音楽を聴きながら自転車運転していた19歳の男子大学生に衝突されて死亡した。

 最近、事故を起こした自転車運転者に対し、高額な賠償金を命じる判決が出ている。2年前も、事故当時小5だった少年のマウンテンバイクにはねられた67歳の女性が寝たきりの状態となったケースで、少年の母親に約9500万円という高額な賠償を命じる判決が出された。

 

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