米グーグルなどが「南部連合旗」削除、黒人教会銃撃受け

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[サンフランシスコ 23日 ロイター] - 米グーグル<GOOGL.O>、アマゾン<AMZN.O>、イーベイ<EBAY.O>は23日、「南部連合旗」に関連するコンテンツを運営サイトなどから削除したと発表した。サウスカロライナ州で起きた黒人教会銃撃事件を受け、3社に先立ち、ウォルマート<WMT.N>やシアーズ<SHLD.O>などの小売り各社も22日、関連商品の販売を取りやめている。

南北戦争で南軍の象徴となったこの軍旗をめぐっては、17日に起きた銃撃事件の犯人が旗を手に持った写真が見つかり、物議を醸していた。

グーグルはロイターに宛てた電子メールで、同社は差別をあおるようなコンテンツの掲載は禁じており、「南部連合旗はわれわれのこうした方針にそぐわないと判断した」と説明した。

グーグルやアマゾンでは、「南部連合旗」と検索すると多数のプロモーションサイトや、同旗をモチーフにした洋服やナイフなどの通販サイトがヒットしていた。

サウスカロライナ州では、ヘイリー知事が州庁舎の敷地内に掲げられている同旗を撤去する方針を示している。

*一部表現を修正して再送します。