聞き手=那覇総局長・松川敦志
2015年6月24日01時37分
沖縄にとって「6・23」は特別な日だ。沖縄の地元メディアはこの日に何を考え、本土に何を感じとってほしいと願っているのか。地元紙・沖縄タイムスの武富和彦編集局長(53)に聞いた。
第2次大戦をめぐり、天皇陛下はかつて「四つの日」について「記憶しなければならない」と表現した。その中で、終戦の日の8・15と広島、長崎に原爆が投下された8・6、8・9は広く知られているが、6・23は全国的には認知度が低い。
原因の一端は、「本土メディア」、特に、地方紙とは違って政権に日常的に接している「東京メディア」の冷淡さにあるのではないか。沖縄戦は辺境の地、遠く離れた南の島で起きたことだという「ひとごと感」がないだろうか。
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