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阿部寛さんら、広島で撮影「戦争の愚かさ、悲劇感じた」 原爆投下3日後に運転再開の路面電車…実話もとにドラマ
原爆投下のわずか3日後に運転を再開した路面電車を題材にしたNHKドラマ「一番電車が走った」の最終撮影が21日、広島市中区の広島電鉄江波車庫で行われ、出演者の黒島結菜さんと阿部寛さんが「改めて戦争の愚かさ、悲劇を感じた」などと感想を語った。
ドラマは、実話をもとに原爆投下間もない広島で、自らも被爆し頭に包帯を巻きながら一番電車を走らせた10代半ばの女性運転士を中心に、復旧に奔走した電鉄会社社員らの姿を描く。俳優の黒島さんは女学生でもある主人公の運転士、阿部さんは課長役を演じる。
「(実在の)本人から話を聞いて、信じられないほどの衝撃を受けた」と黒島さん。阿部さんは「二度と戦争が起こってはいけないと伝えることができれば」と神妙に語っていた。
8月10日午後7時半からNHK総合テレビで放送される。