実はわたし、妻と始めてあった時に「ビビビ」と来ました。
そう、良く世間で言われる「ビビビ婚」。
それから十数年。本当にあの直感は正しかったのか、最近ちょっと不安です。
出会い
それはとある出張先でのできごと。
いつものように客先に出勤すると玄関のところで担当者と見知らぬ女性が話をしてました。
なにげに朝の挨拶をしながら横を通りすぎた時ふと「あぁ、この人と結婚するんかもなぁ・・・いや、ないか(笑)」なんて頃の中で感じながら作業部屋へ向かいました。
すると担当者から「今日から別のプロジェクトでこちらに来た〇〇さんです」と紹介されたのが、さっき見た女性。そう今のわたしの妻でした。
でも仕事は別のプロジェクトだし、特に接点もなく一週間が過ぎようとした時に事件が起こりました。
そのとき妻のプロジェクトで稼働していた協力会社の人が「失踪」しました。
そう、IT業界ではよくあるのです。とつぜん何の連絡もなく来なくなる人が。
どうやら派遣会社の人だったようで、その派遣会社に電話して探してもらってもまったく連絡がつきません。
そこでプロジェクトマネジャーから「おばけくん暇?」と声がかかりました。
こころの中では「暇なわけなかろう!!」と思いつつ「なんです?」と尋ねると「どうしても今週末に仕上げないといけないプログラムが1本ある。それを先にやってくれないか?C言語使えるの、おばけくんしかいないのよ」と。
まぁ、わたしも時間単位での雇われの身だったので「いいですよ」と返事すると早速仕様説明の会議が開催されました。
そこで仕様をわたしに説明していたのが妻です。
こころの中では「あぁこんなこともあるんだね~」なんて思いながら仕様を聞いて早速作業開始。
担当者が「行方不明」になるくらいですから、正常な状態ではなく、残されたコードも「なんじゃこりゃ?」ってのばっかりなんで、相談して徹夜覚悟で作り直しにしました。
なんとか作り上げてリリースしたので、そのお礼に「食事でも」ということで2人で食事をしに行きました。
かわいく見えた
お酒を飲みながら話をしていると、徹夜したまま飲んで酔っているいるのか、とても彼女がかわいく見え、なんと気づくと「出張が終わったら地元でデートする約束」までできてました。
おお、奥手のわたしとしては素晴らしい速攻です。
そして結婚へ
そしてそのままお付き合いをすることになり数ヶ月で「結婚」へと話は進んで行きました。
気が付けば出会って1年ほどで結婚してました。
ここも速攻です。
子供もできて
結婚して子供もできて、よくある嫁姑問題も勃発し、わたしもうつ病になったりしましたが、わりと平穏な日々を過ごしてきたのではないでしょうか。
でも、最近はちょっと残念なことになってます。
他の方のブログなどを拝見していると「中年以降でもちゃんとすることしないと熟年離婚になるよ」なんて記事見たりするので、これは一大事ということで「お誘い」なんかしてみるのですが、なんと「全力で拒否」されます。
「全力」です。
しかも間違えて手でも触れようものなら「光の速さよりも速く」払いのけてきます。
アインシュタインは相対性理論の中で「光より速いもんないもんねぇ」と言っているらしいですが、全くの無意味なくらいな速さで。
光の速さと言えば1秒間に地球を7周半(?)するスピードです。
でもその避けるスピードは地球7周と3分の2周くらいするんじゃないかと思うようなスピードです。
どうやら昔お互いが感じた「愛」はもう彼女には無いようです。
仕方ないですね。
こちらも「お腹出たただのデブ」になっちゃったし。
わたしの「ビビビ婚」正解だったのでしょうか・・・いや正解だったと信じましょう。
- 作者: 石井希尚
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/11/28
- メディア: 文庫
- 購入: 52人 クリック: 639回
- この商品を含むブログ (36件) を見る