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 企業の総合職として採用される倍率は、2014年4月入社では男性が30倍だったのに対し、女性は43倍だった。厚生労働省が23日まとめた。男女の格差は依然としてあるものの、女性の倍率は、景気回復による採用増もあって、12年の71倍からは大きく低下した。

 企画立案や営業、研究職などを中心とする総合職、定型的な業務が中心の一般職など、複数のコースを設けて人事管理をする全国の企業118社が答えた。

 これらの企業が昨年4月に総合職として採用したのは計1438人。採用の厳しさを示す応募者に対する採用倍率は、調査を始めた98年から女性は男性よりも高く、採用されにくい傾向が続いてきた。