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各地のとりくみ
各地のとりくみ : 「神奈川県職員九条の会」発足集会に159名
投稿者 : webmaster 投稿日時: 2005-12-20 (2010 ヒット)

公務員の存在意義をかけた運動に
 12月8日夜、「神奈川県職員九条の会」の結成総会が開かれ、159名が参加しました。
 今年2月25日に神奈川県民ホールで開催された「『九条の会』を聞く県民の集い」後、神奈川県職労も九条の会を作ろうと準備を始めました。組合員だけでなく非組合員、OB、家族、関連職員も対象に幅の広い九条の会にしようと、呼びかけ人と会員を募りながら6月、8月の2回準備会を開きました。

 また事務局の前身ともいえる平和担当者会議において、毎月支部持ち回りの平和宣伝行動や、平和のためのフィールドワークを開催しながら、「神奈川県職員九条の会」の発足にむけて総会の日程、プログラムや講師の選定、当日の参加者をどのように集めるか等々議論を重ねました。10月には「神奈川県職員九条の会」準備会事務局が結成され、OBの会(退職者こだま会)からも事務局員が参加し議論も広がっていきました。

 発足総会は、かながわ県民センターの2階ホール、低く静かに流れるチェロの音色で始まり、加瀬県職労連委員長のあいさつに続いて、全国「九条の会」事務局長、小森陽一氏の記念講演が行われました。

 「憲法というのは、国家権力を国民が縛り付ける最高法規にも関わらず、自民党の改憲案は、国家が国民に縛りをかけるものになっています。『自衛隊』から『自衛軍』になることは、憲法第13条の『公共の福祉』が『公益及び公の秩序』になることと併せて、国民を戦争へ駆り出すということです。憲法第99条にあるように、公務員は憲法をその職務にかけて守るという役割を担った働き手です。公務員が憲法の精神を精神としてではなくて、全ての人々の生活に根付かせるために9条がある。公務員としての存在意義、いのちをかけた運動にしていって下さい。そこに今日神奈川県職員九条の会のできた世界史的な意義があると私は思います」という一言一句に力のこもった小森氏の言葉に、会場は一気に盛り上がりました。

 つづいて県職員OBの阿佐見さん、鈴木さんによる戦争体験の証言があり、その後の結成総会では申し合わせ事項及びとりくみ方針、役員構成が提案されました。今後県職員九条の会が全国の九条の会とともに、憲法九条を守り輝かせる運動をすすめることを参加者全員で確認しました。

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