トップページ国際ニュース一覧クルド人勢力 ISの「首都」に迫る
ニュース詳細

クルド人勢力 ISの「首都」に迫る
6月24日 7時49分

シリア北部で過激派組織IS=イスラミックステートと戦闘を続けるクルド人勢力は、トルコとの国境地帯に続きさらに南の要衝の町を制圧し、ISが「首都」と位置づける都市ラッカまでおよそ50キロまで迫っています。
シリア北部では、過激派組織ISが去年以降支配してきたトルコとの国境の町、テルアビヤドを先週、クルド人勢力が制圧しました。
クルド人勢力は、アメリカ軍などの空爆の支援を受けて進撃を続け、23日、テルアビヤドから南に35キロの要衝の町、アインイーサに部隊を進めて完全に制圧したと発表しました。アインイーサは、アラブ人が多数を占め、ISが「首都」と位置づける都市ラッカまでおよそ50キロの場所にあります。
シリア国内では、アサド政権と反政府勢力それにISなどの間で激しい内戦が続いていますが、このところアメリカ軍と協力関係を強めるクルド人勢力がISとの間で戦況を有利に進めて支配区域を拡大させるなど存在感を高めています。
しかし、IS側も最大拠点のラッカの守りを固めているもようで、その攻略は容易ではないものとみられます。

ISは「攻撃強化」呼びかけ

ISは音声による声明を発表し、ISが敵視するシーア派のイスラム教徒やキリスト教徒などへの攻撃を強めるよう呼びかけました。
ISは23日、報道官の名前で音声による声明をインターネット上に出しました。29分間の声明の中で、ISは、「イスラム教の断食月=ラマダンに入ったことを祝福する」としたうえで、「ラマダンを不信心な者たちやシーア派などに災いをもたらす時にするよう呼びかける」と述べました。さらに「スンニ派のイスラム教徒たちはどんな場所にいても攻撃を行うべきだ」として、ISが敵視するシーア派の人々やキリスト教徒などへの攻撃を強めるよう促しました。
また声明ではISの拠点などへの空爆を続けるアメリカに対して「われわれはお前たちが、今後、敗北に次ぐ敗北の憂き目にあうことを約束する」として、軍事攻撃には屈しない姿勢を示しました。
ISとしては先週から今週にかけてシリア北部で重要な拠点を失うなど一部で劣勢に立たされるなか、イスラム教徒の信仰心が高まるラマダンに合わせて「聖戦」を呼びかけることで、イスラム教徒の支持を広げようというねらいがあるとみられます。

関連ニュース

k10010125631000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ