専門学校生死亡事件 高校生３人は少年院送致

6月23日 20時36分

k10010125211_201506232106_201506232107.mp4

１７歳の男子専門学校生に酒を飲ませて、暴行を加えたあと横浜市の河川敷に放置し、死亡させたとして逮捕された男子高校生３人について、横浜家庭裁判所は２３日、「刑事裁判を受けさせるよりも立ち直りのための教育を受けさせるべきだ」として、いずれも少年院に送る決定をしました。

この事件は、去年１２月、横浜市の鶴見川で、専門学校生の山口亘さん（当時１７）が死亡しているのが見つかったもので、山口さんの友人で１７歳と１８歳の男子高校生３人が酒を飲ませて暴行を加えたあと河川敷に放置し、死亡させたとして、暴行と保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕され、家庭裁判所に送られていました。
横浜家庭裁判所は２３日、３人の審判を開き、小池喜彦裁判長は「被害者を放置したことは悪質で、刑事処分にすることも十分考えられるが、背景には、少年らの未熟さが強く影響しており、刑事裁判を受けさせるよりも立ち直りのための教育を受けさせるべきだ」などとして、３人をいずれも少年院に送る決定をしました。