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日韓両政府 水産物の輸入禁止で協議へ
6月24日 4時53分

日韓両政府 水産物の輸入禁止で協議へ
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韓国政府が東京電力・福島第一原子力発電所の汚染水問題を受けて福島県など8つの県の水産物の輸入を禁じていることを巡り、日本と韓国の両政府は24日、WTO・世界貿易機関の本部があるスイス・ジュネーブで2国間協議を行うことにしており、日本は規制を早期に撤廃するよう求めることにしています。
韓国政府は福島第一原発の汚染水問題を受けて、おととし9月から福島県など8つの県のすべての水産物の輸入を禁じています。日本政府はこうした措置はWTOの協定に違反するとして先月、協定に基づく2国間協議を申し入れました。
日韓両政府は24日、日本時間の24日夕方からスイスのジュネーブで水産や外務の担当者が出席し、協議を行います。この中で日本は韓国に対して、▽輸入規制は科学的な根拠がないとして早期の規制撤廃を求めるほか、▽福島県などの現地視察を行った韓国政府の専門家委員会が規制についてどのような議論を行っているのか、説明を求めることにしてます。
これに対して、韓国側は輸入規制の撤廃には慎重な姿勢を示すものと見られています。協定では来月下旬までに双方の主張が折り合わない場合、日本は権限の強い、WTOの紛争処理を扱う小委員会に提訴することが可能となるため、協議は緊張した展開になることも予想されます。

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