【ニューヨーク=稲井創一】原油供給の過剰感が解消しない。石油輸出国機構(OPEC)が減産見送りで価格を低めに誘導しても、競合する米シェールオイル企業が高水準の生産を続けているためだ。シェール生産は一時的に頭打ちとなったが、技術革新で生産性が向上しているため原油価格が下がっても企業は利益を上げやすくなっているとみられる。原油相場は底を打ったが、上値は重そうだ。
米エネルギー情報局(EIA)によると…
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