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 韓国で広がる中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)コロナウイルスなどの影響で、大韓航空とアシアナ航空は24日以降、日本発着の計230便の欠航を決めた。韓国では夏の観光シーズンの外国人旅行客の予約が前年より8割減り、日本人の旅行見合わせも相次いでいる。

 大韓航空は24日以降、岡山、秋田、小松、青森、鹿児島と仁川(ソウル)を結ぶ計122便を欠航する。欠航期間は路線で違うが、最も長い岡山便は8月10日まで。同社は「MERSの影響もあり乗客が減ったため」としている。アシアナ航空も30日~7月30日に成田、羽田、中部、広島、富山、松山を発着する計108便を欠航する。

 成田、羽田、中部以外の8空港はほかの航空会社の韓国路線が就航しておらず、欠航日は韓国に渡航できなくなる。