現代自動車が重慶で第5工場着工 中国内陸部の攻略加速
【重慶聯合ニュース】現代自動車は23日、中国内陸部の重慶市両江新区で中国第5工場の着工式を開催した。
187万平方メートルの用地にエンジン工場も併設した29.3万平方メートルの総合工場を建設する。年産能力は30万台。2017年上半期から中国戦略モデルやスポーツタイプ多目的車(SUV)を順次量産する。
現代は人口3000万人に達する世界最大規模の中央直轄市、重慶に工場を設立することで、中国内陸部の攻略を強化する。
中国政府が重慶を中心とする長江経済ベルト地域の開発に力を入れる中、現在は沿海地域の3分の1にとどまっている内陸部の自動車需要は将来的に急増すると見込まれている。
重慶工場の設立は現代の宿願だった。同社は重慶に工場を建てるため、中国政府の要求を受け入れ、先ごろ沿岸部の河北省滄州市に第4工場を着工した。
中国の自動車需要は、2018年には3160万台(うち乗用車2331万台)、20年には3490万台(同2617万台)に達すると予測されている。
現代は、滄州の第4工場と重慶の第5工場が完成すれば、17年には現代181万台、傘下の起亜自動車89万台と中国で計270万台の生産能力を確保でき、フォルクスワーゲン(VW)やゼネラル・モーターズ(GM)などとトップを競えると見込んでいる。
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