(cache) サーチナ|中国大使館員、アフリカ諸国を「遅れた国だ」・・・喫煙ルール無視の自国民、マダガスカルで警察官と乱闘  



中国大使館員、アフリカ諸国を「遅れた国だ」・・・喫煙ルール無視の自国民、マダガスカルで警察官と乱闘


 マダガスカル共和国のイヴァト空港(写真)で「禁煙場所での喫煙」が発端で発生した、中国人旅行客と警官隊の「乱闘」事件で、現地の中国大使館職員は、事件の遠因は「インフラ整備が遅れており効率も悪い」ための空港の混乱との考えを示した。大陸では参考消息網などが報じた。  マダガスカル航空のストライキで大規模な遅延や欠便が発生して、中国人旅行客は長時間にわたり、取り残されていた。一部の旅行客が禁煙である待合室でたばこを吸ったことで、咎めた警察官との間で乱闘が発生した。  同事件について現地の中国大使館職員は、「アフリカの一部国家はインフラ整備が遅れており、仕事の効率が悪い。そのため、旅行日程などに問題が生じることがある」と説明。今回のような事態の場合、「中国人旅行者は、合法的、合理的に要求をすべきだ。現地の公務執行力が中国人旅行者の合法的権益を侵犯した場合、(大使館など)中国側は必ずただちに(自国民旅行者を)支援する」と述べた。  マダガスカルの空港警察署署長は、禁煙場所での喫煙は法律違反と述べ、「警察は公務を執行せねばならない。でないと、職務怠慢ということになる」と述べた。 ********** ◆解説◆  中国政府は早い時期から、相互平等や互恵を強調して、アジア・アフリカ諸国と関係を構築してきた。しかしビジネスや旅行で現地に赴く中国人が増えたことで、中国人嫌いの現地人が増加傾向にあることは否めない。  中国人側が、現地人を見下す態度を示したり、「詐欺まがい」の商売をする者のいることが多くな問題になっている。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C) Pierre-Yves Babelon  /123RF.COM)