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【プロ野球】

ミスターからの激励電話にキヨシ節復活

2015年6月23日 紙面から

12連敗中のDeNAの中畑監督は低迷打破へ“全員野球”をかかげる(鈴木創太撮影)

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 DeNAの中畑清監督(61)が22日、恩師の激励を胸に泥沼脱出を誓った。12連敗で迎えたこの日、練習を行った横浜スタジアムで指揮官の声が自然と弾む。「ミスターとお話させていただいたよ。きのうだったかな。激励電話だな」。巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(79)から“直電”があったことを明かした。

 20日の広島戦(横浜)。ミスターが巨人監督就任初年度の75年に記録した最長連敗11を抜いた。「『先を越してしまい、すいません』って話したよ。『初めてミスターを越えることができました』ってね」。恩師との会話の内容を屈託のない表情で話した。

 くしくも、23日の巨人戦(東京D)はミスターが観戦予定。調子の上がらない古巣を「後ろ(救援陣)が打たれて、ウチと似たような戦いをしている。結構、笑えない」と心配(?)しつつ、「どんな形でもいい。目先の1つを勝つ」と、力強く言い切った。

 テーマは“全員野球”だ。「キーマンは15人くらい必要。最後はチームが1つになったところで打破できると思う。1人ではどうしようもない。みんなで結束する団結力を見せないといけない」と切実に訴えた。

 ミスターの前では、13年5月10日の巨人戦(横浜)で7点差逆転のミラクル劇を披露したこともある。「心配してくれている。周りの人間が気を使ってくれている」。恩師の前で喉から手が出るほど欲しい白星を手に入れ、長〜いトンネルを脱出する。(鈴木創太)

 

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