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 20年にわたりアフガニスタンの女性や子どもを支援する兵庫県宝塚市の主婦、西垣敬子さん(79)が名古屋市で写真展を開いている。アフガン伝統の細密画を紹介する写真に、平和への強い願いを込める。名古屋市中区のあいち国際プラザで27日まで。

 大学で学んだ中央アジア美術への興味から1993年、東京のアフガン大使館での写真展を訪れ、衝撃を受けた。旧ソ連と戦ったゲリラ、裸足で粗末な服をまとう人たち――。「なんでこんなに貧しい国が大国と戦ったのか」。一気にアフガンに引き寄せられた。

 NGOを作り、旧ソ連軍撤退後も社会進出を妨げられている女性などへの支援を始めた。94年11月に初めて訪れたアフガンは内戦下。難民のテントが地平線まで続き、圧倒された。