1998年に29歳でこの世を去った棋士、村山聖の生涯を描いた大崎善生によるノンフィクション小説「聖の青春」が映画化される。
これはKADOKAWA代表取締役専務執行役員である井上伸一郎氏が、自身のTwitter上で発表したもの。井上氏は本作に「生きることの意味を正面から問いかける素晴らしい本」とコメントを寄せた。監督やキャスト、公開時期などは現在のところ未定だ。
幼い頃に腎ネフローゼを患った村山は、病床で将棋と出会う。人一倍負けん気が強い彼は、病に苦しみながらも名人になることを決意。森信雄のもとに弟子入りし、羽生善治ら同世代のライバルたちと熱戦を交じえ、夢を追って人生を駆け抜けていく。がんに侵されながらも最期まで闘った村山の姿と、彼を取り巻く師弟愛、家族愛、そして友情がみずみずしく活写された同作は、2001年に藤原竜也を主演に迎えてドラマ化もされている。