阿部、守備不安解消へ一塁リスタート3か条!

2015年6月23日6時0分  スポーツ報知
  • 攻守に不振が続く阿部だが、まだ笑顔は失っていない
  • 一塁の守備練習をする阿部

 一塁に復帰した巨人の阿部慎之助内野手(36)が22日、守備向上のための「3か条」を授かった。

 今季は一塁→捕手→一塁とコンバート続きだったが、今後は持病の首痛もあり、一塁手に固定される見通しだ。「チームに貢献することしか考えていない」と言うが、慣れない一塁守備への懸念があるのも確か。その不安を解消するために、勝呂内野守備走塁コーチから、〈1〉打球傾向〈2〉けん制のクセ〈3〉送球の特徴―の3つを頭にたたき込むことを課された。

 〈1〉打球傾向 野球人生のほとんどを捕手としてやってきただけに、個々の打者の「引っ張る、流す」などの傾向は常識として頭に入っている。だが、打球にどういう回転がかかり、どう変化するかについてデータ不足は否めない。これを押さえることが、適切な守備位置や一歩の動き出しに好影響を与える。

 〈2〉けん制のクセ 投手陣については熟知しているが、一塁から見たけん制モーションは全くの別物。通常の投球とは違い、「いつもきれいな回転でのボールが来るわけではない」(勝呂コーチ)という点も頭に入れておかなければならない。

 〈3〉内野陣の送球特徴 けん制と同じで捕球→送球という流れになるため、握り損なった状態からボールから放たれるのが当たり前。各内野陣の送球がスライダー回転なのか、それともシュート回転なのか、特徴を把握する必要がある。

 ◆今季の巨人の一塁

 開幕は阿部でスタートしたが、6戦2失策と大苦戦。阿部の捕手再転向や故障離脱後は、アンダーソン、井端を中心にカバーするも、オーダーによって流動的で、固定できていない。一時は本命と見られていたフランシスコは5試合で一塁を守ったが、2失策と精彩を欠き、即2軍降格。他にも村田、亀井、大田ら計9人が一塁に就いている。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
ニュース 順位表スコア速報
矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook
今日のスポーツ報知(東京版)