「勝利の方程式」不動!斎藤投手コーチが明言「代わる投手いない」
2015年6月23日6時0分 スポーツ報知
巨人の斎藤雅樹投手コーチ(50)が22日、山口、マシソン、沢村の「勝利の方程式」の継続を22日、明言した。リーグ戦再開後の中日3連戦は1勝2敗。2敗はともに中継ぎ陣の乱調が敗因となったが「彼らに代わる投手は当然、いない。結果を出してもらわないと困る」と奮起を促した。
19日の同カード初戦では3点リードの8回にマシソンが四球から崩れ、2/3を2失点。山口も四球や暴投、沢村も1回2失点と精彩を欠いた。21日はマシソンが1点リードの8回に和田、エルナンデスに連続本塁打を浴び、逆転負け。納得のいかないファンからはブーイングが飛んだ。
ただ「再編」するのはまだ時期尚早だ。打線が低調だった時、僅差の場面で何度も救ってきたリリーバーたち。斎藤コーチはこの3人の実績を尊重した。マシソンはチームトップの32登板。防御率は2・08。4月30日から連弾をくらうまで1点台を維持し、リーグ2位の15ホールドを記録。守護神・沢村も30登板。防護率1・87。トップと2セーブ差のリーグ3位の18セーブを挙げている。
山口は2戦連続失点しているが、百戦錬磨の投手。同コーチは「彼らがやられたらチームは負ける。そういうポジション」と1度の失敗がクローズアップされてしまうことは仕方ないとしながらも「具体的なことは言えないが改善できると思っている」と技術面の修正に自信も見せた。当面は信頼の厚い3人で乗り切っていく。(楢崎 豊)