韓国でＭＥＲＳの感染者３人増え１７５人に

6月23日 10時25分

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重い肺炎などを引き起こす「ＭＥＲＳコロナウイルス」の感染が広がる韓国で、新たに３人の感染が確認され、これまでに感染者は１７５人となりました。

韓国の保健福祉省は２３日、新たに３人が「ＭＥＲＳコロナウイルス」に感染していたことが確認されたと発表しました。これで感染が確認されたのは、死亡した２７人を含む１７５人となりました。
韓国では、新たに感染が確認される患者の数は減少する傾向にあるものの、ここ数日も数人ずつ感染の確認が報告されています。新たに感染が確認された３人のうち、２人は病院の中で感染したということですが、残る１人について保健福祉省は「詳しい感染経路を調査中だ」としています。
保健福祉省は、今月中には感染の拡大を食い止めたいとしていて、感染者と接触した人など２８００人余りを自宅や医療機関での隔離の対象とするなど対策に全力を挙げています。一方、治療を受けていた４人が新たに退院し、感染者のうち退院した人は５４人となりました。