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メンタルクリニックに学ぶ

  2011年3月11日に発生した東日本大震災の傷跡もまだ癒えず、その後も台風などでたびたび被害が発生している「災害大国」の日本。理不尽に被害をもたらす災害に対して、被災者は金銭的な問題や体のダメージ以外に「心へのダメージ」を受けてしまうこともある。
  本連載では、体と心の両面をケアするカウンセラー 「さくら坂クリニック SophyAnce」院長・武藤治人先生に災害とメンタルヘルスの関係や、実際の治療例、取るべき心構え、ストレスの発散法などをを伺っていく。

第1回 はじめまして。院長の武藤治人です。


カウンセラーを志した理由とは

  みなさん、はじめまして。「さくら坂クリニックSophyAnce」院長、武藤治人です。これからこのコラムで震災、防災と心と体のケアというテーマでお話をさせていただくことになりましたが、第1回目ということで、まずは私がなぜ精神科医と心理カウンセラーを志したか、また何故当クリニックを開設したかについて、自己紹介代わりに語らせていただきます。

  私が医学生として大学で学んでいた当初は「どの科も自分には向いていないかもしれない」などと思っていました。しかし、在学中にプライベートで大ケガをしてしまい、医学生でありながら入院患者でもあるという経験をします。患者の立場から医師や看護師さんたちと接して、その「接し方」に色々と考えるところもありました。というのも、病院では体のケアはしてくれても、心のケアまではしてくれなかったのです。やがてケガも治り、再び学んでいく中でカウンセリングという「心のケアの手段」を知り、「自分がやりたいのはこれだ!」と思うようになりました。

  当時まだ日本ではカウンセリングの分野が遅れていたということもあり、卒業後はアメリカへ渡り、臨床心理について学びました。そして帰国後はまず岩手県、ついで福島県の病院で働いていたのですが……ご存じのように先の大震災で、それらのエリアは被災してしまいました。私も医師として被災地でお手伝いをさせてもらいましたが、それはまた次の機会に・・・

さくら坂クリニックSophyAnceを開設

さて、精神科医、臨床心理師として働く中で、「短時間で多くの患者を診察しなければいけない」という今のシステムに疑問を抱くようになりました。5分程度話を聞いて、薬を処方しておしまい。これではしっかりとした心のケアはできない、なんとかならないだろうか? これが「さくら坂クリニックSophyAnce」を開設した理由です。

当クリニックではカウンセリングはもちろん、エステや整体などの施設も取り揃えており、心も体もケアできる点が特徴です。ちなみにエステや整体だけでも受診は可能で、これらはカウンセリングを受けるためのきっかけ作りという側面もあります。映画やドラマで良く見ると思いますが、アメリカではカウンセリングを受けることは決して特別な事ではありません。日本でもそうなったらいいですね。

次回からは様々な事例を交えながら被災時のストレス発散法や心のケアついて解説していきます。当コラムで皆さんの心を少しでも軽くできればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さくら坂クリニックSophyAnce

<診療時間>
11時~14時、15時~20時(完全予約制)
<休診日>
火・日・祝
〒106-0032 東京都港区六本木7-7-13アトラスタワー2F
TEL 03-6439-1184
FAX 03-6439-1183

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