韓日首脳会談の開催、安倍談話が最大の不安要素に

 問題は韓日関係の最大の障害だった従軍慰安婦問題がどこまで解消されるかだ。朴大統領は最近、ワシントン・ポストのインタビューに対し、「慰安婦問題でかなりの進展があり、現在交渉は最終段階にある」と述べた。韓日外交当局は昨年4月から最近まで8回にわたり局長級協議を行った。朴大統領はそこでの成果を期待しているもようだ。「今回の韓日解消会談で慰安婦問題に関する交渉が行われるのではないか」とする観測が示されるのもそのためだ。

 同時に、安倍首相が8月に発表する終戦70年談話の内容も最終局面で最大の不安要素になるとみられる。外交関係者は「安倍首相の70周年談話に歴史問題に関する適切な言及がない場合、3カ国による首脳会談の先行きも怪しくなる。中国は安倍談話の内容を見て判断するとの立場だ」と指摘した。

 中国は既に習近平国家主席が安倍首相との首脳会談を終え、中日関係が改善しているため、急ぐ理由はない。安倍談話が期待値を下回った場合、中国は3カ国による首脳会談に消極的な態度を示すとみられる。

 一方、安倍首相が発するメッセージに過度の期待は禁物だとする分析も聞かれる。外交専門家は「安倍首相は『侵略』や『慰安婦』にアレルギー反応を示す人物だ。今後2カ月で安倍首相が歴史観を変える可能性はない」と断じた。

 日本メディアは、安倍首相が談話から「侵略」「謝罪」といった村山談話の重要内容を盛り込まないばかりか、政府の公式談話ではなく、首相の個人的意見という形で談話を発表することを検討していると報じた。日本政府はこれまで閣議決定という方式でさまざまな談話を発表してきたが、安倍首相はそのプロセスを省こうとしていることになる。その場合、韓日首脳会談の実現可能性は低下が避けられない。

チェ・ジェヒョク記者 , 東京=キム・スヘ特派員
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