73歳大韓柔道会長、傘下団体会長への暴行容疑で告訴

 大韓柔道会のナム・ジョンヒョン会長(73)が、中高柔道連盟会長に暴行を加え重傷を負わせた疑いで立件された。

 江原道春川警察署によると、ナム会長は今月19日、同道鉄原郡で行われた「全国実業柔道最強戦」の初日の試合終了後、自ら運営するクレミ社の工場で行われた夕食会の席上、傘下の中高柔道連盟のA会長に対しジョッキを投げつけたという。A会長はナム会長が投げたジョッキが顔に当たり、歯を1本折るけがを負って、ソウル峨山病院に搬送された。

 現場を目撃していた人は「ナム会長が乾杯の音頭を取ろうとしたA会長に『ひざまずけ』と命じ、A会長が拒否したところ、ジョッキを投げつけた」と話した。A会長は20日、ナム会長を暴行などの容疑で春川警察署に告訴した。なお、ナム会長はまだ事情聴取に応じていない。

 ナム会長は二日酔い解消ドリンク剤「余命808」を製造するクレミ社の代表取締役で、2011年からは江原道を拠点とするプロサッカーKリーグ2部、江原FCの共同取締役も務めている。

春川=李革宰(イ・ヒョクチェ)記者
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