韓国人留学生暴行:韓国人男女を傷害容疑で再逮捕 兵庫

毎日新聞 2015年06月22日 22時54分

 兵庫県西宮市で5月、韓国人の女子留学生、趙ウナさん(当時23歳)が意識不明の状態で病院に運ばれ死亡した事件で、県警捜査1課は22日、趙さんに顎(あご)の骨を折る重傷も負わせていたとして、同居していた職業不詳の韓国人の男女を傷害の疑いで再逮捕した。県警は日常的な暴行が死亡につながったとみている。

 男はキム・ヒョンジェ(30)、女はキム・アルム(21)の両容疑者。逮捕容疑は4月3日午後10時〜翌日午前11時ごろ、共謀して趙さんを暴行し、全治6カ月の重傷を負わせたとしている。いずれも「なぜ逮捕されたのか分からない」などと容疑を否認している。

 県警によると、趙さんは4月4日に病院で受診し、数日間、入院していた。医師には「転んだ」と説明したという。胸や腹などに殴られたようなあざが複数あり、県警は繰り返し暴行を受けていたとみて経緯や動機を追及している。

 2人は、5月25日から翌日にかけて趙さんに暴行を加え骨折させたとして、傷害容疑で逮捕されていた。【矢澤秀範】

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