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実現に近づく2つの「ソーラーパネル道路」計画

オランダで、道路に太陽光で発電するソーラーパネルを敷きつめたソーラーロードが試験された。その実験では、予想よりも多くの電力を発電することに成功した。未来の充電スタンドの代替手段となることができるだろうか。

 
 
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TEXT BY MARTINO DE MORI
TRANSLATION BY TAKESHI OTOSHI

WIRED NEWS(IT)

Solar Roadways社が作成した路面に敷設されたソーラーパネルのイメージ。IMAGE COURTESY OF SOLAR ROADWAYS

電気自動車を充電するための最良の方法は、世界中に散在する充電スタンドのネットワークではない。電気自動車は道路を走っているのだから、それを「ソーラーパネルの道」を活用するというのだ。クリーンなエネルギーを、道路の表面を通して送ることにより、時間が節約される。自動車は充電のために何時間も停止する必要はない。また、ガス欠になるリスクはほとんど存在しない。発電のコストは、太陽が負担してくれるのだ。

さまざまな研究機関や研究者がソーラーパネルの道路をつくるために研究を行っていて、そのうち2つはすでに稼働している。

ひとつは、アメリカのSolar Roadways社。クラウドファンド・Indiegogoでのキャンペーンが熱心な夫婦によって開始され、いまはアメリカ・エネルギー省から資金提供を受けている。3.6m四方のソーラーパネルをアスファルト中に埋め込み太陽からエネルギーを集め、上を通過する乗り物に転送することができる。

しかしこの試みのデメリットは、パネル1枚あたり7,000ドルというコストの高さだ。これにより、すべての道路網に敷設するというアイデアはほとんど実現不可能だ。さらに、メンテナンスについても課題がある。

もうひとつのアイデアは、SolaRoad社のものだ。このオランダ企業は、11月にオランダ・クロムニーの集落に、Solar Roadways社と同じ原理に基づく70mのテストコースを敷設した。彼らはこのテストコースが想定よりも多くのエネルギー、すなわち6カ月で3,000kWhの電力を生み出したことを発表しているが、これは1軒の家に1年間供給する電力に相当する。

当然のことながら、データはまだごくわずかだ。そして、まだ改善すべき側面がいくつかある。例えば、パネルの表面が摩耗しやすいことと、高い維持コストだ。しかし、実験は大きな希望を抱かせてくれる。このため、実験はさらに2年半進められ、ネットワークをより広い領域に拡大するだろう。

※この翻訳は抄訳です
 
 
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