フランス語圏への派遣意義
日本の魅力や元気な今の日本の姿を、民間交流によってアメリカ全土に広めるため、政府では2014年度から「歩こうアメリカ、語ろうニッポン」プログラムを行っています。今年は、第2回「若手フランス語圏フォーラム」開催の機を捉え、アメリカのみならず、5大陸に広がるフランス語圏の国々へも日本の魅力を広めるため、ベルギー及びフランスにも日本の若手を派遣します。
「若手フランス語圏フォーラム」は、国際フランコフォニ―機構(OIF)が3年に1度開催する、フランス語圏の18-35歳の若者を対象とした国際会議です。第1回は2012年カナダ・ケベック州で開催され、参加人数約1500人にのぼりました。第2回となる本年は7月20-23日、ベルギー・リエージュにて開催されます。
日本は、非フランス語圏ですが、フランス語を公式言語とする五輪の2020年東京大会開催決定や2015年5月の日ベルギー首脳会談も踏まえ、日本の若手フランス語話者による発信・活動を支援します。
こうした支援を通じ、57の加盟国、2億人以上の話者を有するフランス語圏に対し、日本の魅力や日本が自由、民主主義といった基本的価値を踏まえた多様性を共有することを発信していきます。さらには、日本においても、若手世代を中心に、フランス語圏の存在や重要性に対する認識が高まることが期待されます。