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閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

H270621ランドサット8の捉えた西之島

海保から報告がありましたよ

H27/6/18観測の西之島の報告書が海保から公表されました。このPDFからピックアップして画像等を紹介します。

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迫力ある溶岩扇状地になりましたね。

そして溶岩流出口ですが

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「火口での噴煙活動に加えて、北側にできたホルニト状の溶岩流出口からのガス放出が顕著である」

・・ほるにと・・だと?

専門用語の様です。このような火口は西之島では第6火口がそうだったのかなと思いますが、もう埋まってしまいました。

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西側からの撮影ですね、これまた綺麗な赤外線画像です。

で、久々に紹介する形状推移図。

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繰り返しますが溶岩扇状地は立派に成長しました。でも喉笛浅根はそろそろいっぱいかな。

資料は下記を参照してます。

⻄之島の火山活動の状況(6 月 18 日観測)

http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2015/H270618_nisinosima.pdf

 

くっきりさわやか日本晴れ

さて最近は好天に恵まれているランドサット8の撮影日。

その中でも今回は記録または記憶に残る好条件となりました~。

 

まずは我流パンシャープン画像から紹介。

バンド処理はB2青、B3緑、B4赤、このトゥルーカラーをB8明度で処理。解像度は10m/pic。

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いやーきれいに撮れました。今回の撮影はランドサット8の西之島観測を代表する一枚になるのではないかな。

産総研の依頼でランドサット8は西之島を夜間も撮影するなどし、データをフリーで得ることが出来ます。あらためて感謝いたします。

赤外線画像などに続きますよ。

 奮発して今日は全部載せ

綺麗に撮れたので欲を張ってお次はラーメン屋さんで言うところの、全部載せはじめました画像。

B1青、B2青、B3緑、B4赤、B4減算、B5減算、B6緑、B7赤、B10ネガポジ減算、B8背景。画像解像度は10m/pic。お値段は1080円/杯(謎税込)。

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全部載せたと言いつつ減算もしまくってシャープさを維持した。結果赤外線系の色が活躍して赤っぽいですね。けどこれはこれで良かろうヨ。

お次は位置合わせ。

画像は1枚目のパンシャープンで位置合わせ。海岸線は3/1の地理院データから。スケールは図示。

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南東方面はズンズンと広がっとるわけです。火砕丘もしっかり輪郭を見せてますね。

お次は夜間風。B7赤、B6緑、B5減算、B4減算。スケールは図示。

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新しい陸地を囲う様に熱が確認できます。

お次は赤色立体図合わせ

データは夜間風のB7赤、B6緑、B5減算、B4減算。スケールは図示。

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赤色立体図は千葉先生の発明したアジア航測の特許技術です

内陸側でも溶岩トンネルが破れてきているようです。隙間を埋める流れになっていくかな。

判読です

今回は見ての通りですが、噴煙、溶岩流とも活発と言えそうです。

内陸側で溶岩トンネルが破れたらしいので、海側の溶岩末端崖が硬くなり始めているのかも。でも破れの標高はまだ低いので、新展開にはまだ早いと予想。

 例のホルニト状の溶岩流出口の標高は高くなっている気がします。北方向の新展開に必要な高低差エナジーを確保してもらいたいので、ここは良い傾向かなと。

 

自分も海岸線をそろそろ新しくしたいが、出来れば編集されていない無垢っぽい正射画像が欲しい。なわけで海保の海域火山データベースには高解像度の写真をバンバンUPして欲しいこの頃です。

ここは大事な一次データなのですから、解像度の上限の件でスマホに遠慮はいりませんぞ!

 

 今回は以上です。

コメントはお気軽にどうぞ。

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.