今月中旬にジョージア（グルジア）の首都トビリシを襲った大洪水で、氾濫した川にのみ込まれた動物園から逃げ出したペンギン１羽が隣国アゼルバイジャンで発見された。川伝いに泳ぎ着いた模様だ。インタファクス通信が２１日、伝えた。

　ペンギンは洪水で９羽が逃げ出し、直後に８羽が見つかっていたが、残る１羽は行方不明のままだった。動物園の職員らが諦めていたところ、数日してアゼルバイジャンのガソリンスタンドに突如、１羽のペンギンが現れ、人に近づいて食べ物を求めたという。

　動物園のタグが付いていたため、その場で保護され、後日トビリシの動物園に送り返された。（共同）