【東京聯合ニュース】韓日外相による会談が21日午後、東京都内で始まった。韓日外相会談は今年3月以来。両国関係改善のきっかけになるか注目される。
この日午後、就任後初めて訪日した韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は岸田文雄外相との会談で、旧日本軍の慰安婦問題など韓日間の懸案について集中的に協議する。また、朝鮮人が強制労働させられた施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録問題や韓国政府による日本産水産物の輸入規制なども話し合う。
会談の焦点は最大懸案となっている慰安婦問題でどれだけ意味のある結果を出すかだ。韓日両政府はこれまで8回にわたり局長級協議を行い進展があったとされるが、合意しなければならない細部争点が残っているとされる。
韓日外相はこれら争点について踏み込んだ協議を行い、問題解決を模索するとみられる。
慰安婦問題については、最終的に両国首脳による政治的決断が必要になる。朴槿恵(パク・クネ)大統領はこのほど米紙とのインタビューで同問題について「相当な進展があった」「最終段階」などと発言しており、これら発言は政治的決断に対する意志を示唆したものとの声も出ている。