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福島第一原発 9割近くのホース 改善必要6月22日 22時04分
東京電力福島第一原子力発電所で先月、ホースの亀裂から汚染水が漏れ出した問題で、東京電力が敷地内で使われている同型のホースを調べた結果、亀裂が出来やすい大きく曲がった状態で使われているなど、9割近くで改善が必要なことが分かりました。
福島第一原発では、先月、高い濃度の放射性物質を含む水がホースの亀裂から漏れ出し、この水が流れ込んだ原発の港湾内の一部で、放射性物質の濃度がおととしの観測開始以降、最も高い値を示しました。
東京電力は、メーカーが定めた基準以上にホースを大きく曲げて使っていたために亀裂が入ったとみて、敷地内で使われているほかの同型のホースについて使用状況の点検を進めてきました。
その結果、調べた159本のうち9割近い139本で、同じように大きく曲げて使われていたり、植物の枝が刺さるなどして傷がつかないように保護する対策が取られていなかったりするなど、改善が必要なことが分かったということです。
改善が必要なホースは、いずれも敷地内に降った雨水など汚染の程度が比較的低い水を流すのに使われていたということですが、東京電力は今後、ホースを耐久性の高い配管に交換する作業を急ぐとともに、ホースで汚染された水を流す距離を短くするなどしてリスクを下げたいとしています。
東京電力は、メーカーが定めた基準以上にホースを大きく曲げて使っていたために亀裂が入ったとみて、敷地内で使われているほかの同型のホースについて使用状況の点検を進めてきました。
その結果、調べた159本のうち9割近い139本で、同じように大きく曲げて使われていたり、植物の枝が刺さるなどして傷がつかないように保護する対策が取られていなかったりするなど、改善が必要なことが分かったということです。
改善が必要なホースは、いずれも敷地内に降った雨水など汚染の程度が比較的低い水を流すのに使われていたということですが、東京電力は今後、ホースを耐久性の高い配管に交換する作業を急ぐとともに、ホースで汚染された水を流す距離を短くするなどしてリスクを下げたいとしています。