【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部の中央中東呼吸器症候群(MERS)管理対策本部は21日、新たに3人がMERSコロナウイルスに感染したと発表した。死者や退院者を含む感染者は計169人になった。
新たな感染者のうち1人は患者が多発したサムスンソウル病院(ソウル市)の医師。ほかの2人は江東慶熙大病院(同)の救急室で治療を受けていた患者と、別のソウル市内の病院に勤務するレントゲン技師だった。
また管理対策本部は20日午後に60代のMERS感染者が亡くなったと発表した。心筋虚血と糖尿の持病があったという。これでMERS感染者の死者は計25人になり。感染者のうち亡くなった人が占める割合(致死率)は14.8%になった。
一方でMERSが完治した7人が新たに退院した。これで退院者は計43人に増えた。医療機関や自宅での隔離者(21日午前6時現在)も前日より1162人(22.4%)減の4035人になった。